ワンダーボーイと言われ、日本のサッカーファンでも大人気の選手だった元・イングランド代表のマイケル・オーウェン。
バロンドール受賞者でありながら、ファッション誌の表紙を飾る端正な顔立ち。プライベートでは幼馴染みと結婚するなど、漫画の主人公のようなオーウェンの引退後の現在をフォーカスしてみました。

 

マイケル・オーウェンの凄さに迫る!

*画像出典:Livedoor blog

1979年12月14日、元サッカー選手の父テリー・オーウェンの4番目の子供として生まれたマイケル・オーウェン。

 

子供の頃から類稀なサッカーのセンスを持ち合わせていて、10歳の頃には多くのプロのスカウトが注目していた存在だったそうです。

 

 

14歳の頃にはチェルシーやマンUなどの強豪クラブからのオファーもありましたが、リヴァプールFCに入団。

1996年12月14日、17歳の誕生日にリヴァプールとプロ契約を結ぶと、そこからオーウェンの伝説はスタートします。

 

まず、18歳と19歳で2年連続プレミアリーグ得点王
当時のプレミアリーグは世界最高峰のリーグと言われた時代に、10代にして得点王に輝いています。

 

2004年までリヴァプールで活躍すると、その後はレアルマドリード、ニューカッスル、マンU、ストークシティへ在籍。

 

全てのクラブチームで得点を挙げており、リヴァプールに在籍していた2001年には年間の世界最優秀選手に贈られるバロンドールを受賞したスーパースターとも言える存在です。

 

 

 

イングランド代表でのオーウェン

U-20代表で18歳にして出場していたオーウェンですが、4試合で3得点の活躍をしました。

翌年にはイングランド代表に選出されると、メキメキと頭角を現し、その年のモロッコとの親善試合で当時のイングランド史上最年少ゴールを記録
(その記録は2003年にウェイン・ルーニーに破られる)

 

そこからはイングランド代表の常連になっていて、代表ではなんと合計40ゴールを決めています。

こちらはオーウェンのアルゼンチン戦でのゴールですが、イングランドにとってアルゼンチンは宿敵の相手。(過去にいろいろあったんです。割愛しますが。)

 

そこでオーウェンの逆転ゴールはイングランドファンを大いに沸かせました。

スコールズがフリーでいるのに、自分でゴールを決めに行くあたりはさすが、ワンダーボーイですね。

 

オーウェンが日本でも注目されたのは、この頃、日本で大人気だったベッカムや、スコールズ、ルーニー、ランパード、カンナバーロなどスター選手の中の一人だったから。

もちろん、実力も認められていて名実ともにスーパースターでした。

 

2004年にマンチェスターで行われたFAサマートーナメントでは、日本を相手にゴールを奪ったのも記憶にあります。

 

 

ですが、左ひざの前十字靱帯断裂など、怪我に泣かされたオーウェンは2010年のワールドカップメンバーには選ばれず、結果的にイングランド代表選出は2007年が最後ということになってしまいました。

 

 

オーウェンの引退

オーウェンは2008年以降はイングランド代表に選ばれていませんが、2009年~2012年までは強豪マンチェスター・ユナイテッドに所属していました。

 

マンUに在籍した最後の年は、出場機会はかなり減少しており、その後はストークシティに移籍。

 

ストークシティで1シーズンプレーしたあとは2013年に33歳で現役を引退しています。

 

リーグの得点王やバロンドールも受賞しながら、33歳という年齢での引退は世界のサッカーファンを驚かせましたが、怪我からの理由が大きな原因でした。

 

引退の理由

オーウェンは1999年、20歳になる頃のリーズ戦でハムストリングを負傷しました。

この怪我は、ハムの紐のような役割をする太腿の裏のスジを負傷する怪我で、慢性になるものです。

 

一度ハムストリングを怪我したオーウェンは、その後も怪我に悩まされていました。

 

といっても、好調な時は怪我の再発はあまりなく、結果を出してきたのですが、どうもハムストリングが完治する様子はなく、レアルマドリードを離れる頃あたり(2005年あたり)からは引退を意識するようになりました。

 

「実力が落ちれば、所属するリーグのレベルを下げてプレーすればいい」と、普通の選手は考えるのですが、オーウェンは「引退するのが待ち遠しい」とこの頃から思っていたそうです。

 

また、ヘリコプターを所有していたオーウェンは多趣味であることでも知られています。

競馬とギャンブルが好きということも以前から公言していたことや「サッカーが嫌いになった」と述べていたこともあり、サッカーで巨額の富を得たために、余生を楽しむことも常に想像していたと思われます。

 

 

引退から現在のオーウェン

2013年に現役引退したオーウェンですが、その後は趣味である競馬が高じて競走馬のオーナーとしてサッカーとは違った仕事をするようになりました。

 

イギリスは競馬が盛んな国で、世界的なレースも開かれますが、そんな中で競走馬のオーナーというのはかなり資金的な余裕があって競馬への情熱がないとできない仕事です。

 

なんと、2014年にはアイルランドのG1のレースでオーウェンの所有するブラウンパンサーという馬が1着に!

しかも2着には6馬身以上の差がつくほどの圧勝!

 

現役時代から競馬好きと知られていましたが、まさか、自分の所有する馬がG1を制覇するなんて凄すぎます。

 

また、凄いことに騎手としてもデビューをしてしまいます。

イケメンは健在ですね。

 

2017年にはロンドンのアスコット競馬場で行われたチャリティーレースで出場し、結果は2着!

そのレースの様子をツイッターでみつけたのでどうぞ。

 

現役引退後は馬主としてG1制覇した上に、自身も騎手としてデビューを飾るなど、引退のその後も英国では話題になっていました。

 

 

現在のオーウェンはやはりサッカー関係!

大好きな競馬でも成功を収めたオーウェンですが、現在も競馬関係の仕事は継続中のようです。

 

競走馬を何頭も所有している一方で、メディアでの露出もイギリス国内で増えてきているという情報がありました。

 

現在、オーウェンは、競走馬のオーナーと同時にイギリス国内のテレビでコメンテーターの仕事をしています。

もちろん、サッカーに関するコメンテーターとして出演しているようですが、ワールドカップの時期や、チャンピオンズリーグのシーズンになるとテレビでの露出が増えているみたいです。

 

ツイッターではオーウェンのリアルな現在を確認できます。英語ですが。

オーウェンのツイッターは→こちら

 

ほとんどがサッカーと競馬の事ばかりですね。

 

現役時代よりも少し太ってしまったオーウェンですが、イケメンぶりは健在!

たった5歳の頃に知り合って26歳の時に結婚した奥さんとは、現在も仲良く暮らしているようです。

4人も子宝に恵まれており、オーウェンにはスキャンダルなども確認されませんでした。

 

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ちなみに、息子のジェームスは、プロになれる才能があるサッカー小僧だったのですが、目の病気により現在はサッカーをしていません。
圧倒的に上手だったのに、視野が狭くなる病気のせいで思ったようにプレーできなくなったそうです。

 

サッカーも上手くて、性格も顔も良くて、お金持ち。
もはや、ベッカムと並んで完璧と言っても良いかもしれませんね。

 

今後も競馬でもサッカー関係でも大活躍すると思われますが、やはり日本でも注目されるような活躍を期待したいですね。

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