1980年代にBOØWYとならんでバンドでヒットしたレベッカ。
代表作の「フレンズ」は、今もカラオケで歌う人が多いなど、現在でも影響力を持っています。
今回は、レベッカのボーカルであるNOKKOとメンバーの今を調査してみました。
レベッカの活躍と解散まで
*画像出典:ヤフオク
レベッカは、1982年、ギターを担当していた木暮武彦が中心となって結成しました。
最初のメンバーは、木暮の他、ボーカルのNOKKO、ベースの山田貢司、キーボードの石川一彦、ドラムの大金ハルヤの5人組。
バンド結成時はあまり売れなかったのですが、1983年1月にはNOKKOの実兄であるベースの山田貢司が高橋教之と交代する形となり、山田は脱退。
1983年8月にはソニー系列のオーディションで合格し、土橋安騎夫が石川一彦と交代して加入、小沼達也が大金ハルヤと交代する形で加入し、9月にデビューを果たします。
デビュー時のメンバーは、NOKKO、高橋、土橋、小沼、木暮です。
デビュー後は意外にも鳴かず飛ばずの状態だったそうです。
1985年には、レベッカの創立者であるリーダー・ギターの木暮が脱退。ドラムの小沼も音楽性の違いから脱退し、土橋安騎夫がレベッカのリーダーとなりシンディ・ローバーなど海外で活躍する歌手のスタイルを取り入れました。
結果的にそれが正解だったらしく、新しいメンバー体制になってからシングル「ラブ イズ Cash」がレベッカ初のオリコンチャートにランクイン(30位)。
その半年後にリリースした「フレンズ」が30万枚を売り上げ、最高でオリコン3位と、大ヒットを記録しました。
こう見るとたしかにシンディ・ローバーに模倣している感じがしますね。
フレンズが大ヒットした1か月後となる1985年の11月にはアルバム「REBECCA Ⅳ ~Maybe Tomorrow~」は130万枚のミリオンセラーとなり、もちろんオリコンチャート1位を記録しています。
ちなみに、当時はまだレコードの文化が残っており、CDの売り上げは1990年代ほどは伸ばせませんでした。フレンズが30万枚ですが、CDプレイヤーの普及が90年代ほど進んでいたら70万枚は突破していたと言われています。
ミリオンセラーを叩きだした後も、「RASPBERRY DREAM」「MONOTONE BOY」「MOON」などシングルは10位以内の常連。
アルバムに至っては、1989年に最後のアルバムとなる「BLOND SAURUS」まで全てオリコンチャート1位、80万枚以上の売り上げを記録。
まさに伝説的なバンドといっても過言ではないです。
しかし、1983年に大ヒットしてから常に多忙を極めていたレベッカのメンバーは、1990年に日本武道館でワンマンライブを行って活動休止を決断。
1991年2月には正式に解散しました。
人気絶頂のまま解散した後のレベッカ
解散後は、それぞれソロ活動を行うなど、表舞台からは姿を消していました。
しかし、1995年に阪神淡路大震災が起こると、チャリティライブを横浜アリーナで開催。
その時は一時的に再結成しました。
その後、1999年に大ヒット曲のフレンズのリミックスバージョンがリップスティックというドラマの主題歌に採用されて、注目を浴びました。
解散していたバンドが再び世間にフォーカスされると、2000年には再結成を決断。
神様と仲直りというシングルをリリースして、オリコンチャート20位につけるなど検討するも、以前ほどの活動は鳴りを潜めました。
ライブなどもほとんどなく、自然消滅したかに思われていたものの、2015年に再結成ライブを敢行。
そのライブが話題を呼び、2015年は年末の紅白歌合戦にも意外と初めての出場を成し遂げています。
完全に復活したレベッカ。2017年には恋に堕ちたらをリリースしてオリコンチャート11位と大健闘。
しかし、新しい音源のリリースはその後はほとんどなく、ライブDVDや以前の曲のアルバムなどを配信したり、ほとんどがライブ活動中心になっていきます。
そして2019年以降は、目立った活動はありません。現在もホームページも立ち上がっておりますが、イベントなどの予定は白紙。
配信情報も2019年10月でストップしている状態です。
とはいえ、活動は休止中というだけで、本格的に再結成後は解散したとは公表していません。
また時期を見て活動を開始すると思われますので、ファンの方はホームページをチェックしておきましょう。
レベッカの現在のホームページは→こちら
2024年3月にはYoutubeの人気チャンネル「The First Take」で一発撮りが大きな話題になりました。
現在は以前ほどの声量はさすがにないものの、ビブラートとかしっかりしてて60代とは思えないですね。
コメント欄でも絶賛の嵐でした。
それでは、レベッカの現在は、再結成しているものの休止状態ということが分かりましたが、レベッカのメンバーの現在を見てみましょう。
ボーカルNOKKOの現在
特徴的なハイトーンボイスのNOKKOですが、ファンの方は良くご存じだと思うんですけど、この人はソロでも充分活躍しています。
レベッカが最初に解散した1991年以降もソロで音源を複数リリースしており、再結成後もソロシングルを2018年まで出しています。
特に2010年のアルバムKISSはiTunes Storeでアルバムチャート1位を獲得するなど、ソロでもかなりの人気を継続。
意外なことにドラマやCMにも出演していて、女優としての一面もあります。
*ドラマはいとしの未来ちゃん(1997年)、家族のうた(2012年)など。
CMはカルピス、サンスター、日清食品に1990年代に出演していました。
レベッカで活動していた1989年には映画にも出演しています。
プライベートでは2001年に音楽プロデューサーの保土田剛と結婚しており、2006年8月1日に子供が生まれています。
現在は、家族で静岡県熱海市に在住。
仕事は音楽関係のイベントに出演したりしていますが、仕事の多くはラジオDJです。
2019年から現在も継続中のNOKKOのオカエリ ただいまが今の一番の仕事。
レベッカでの活動はほとんどありませんが、ソロとしての音源は現在も精力的に発信しています。
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— NOKKO Official (@Nokko76thStar) June 8, 2021
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日本の音楽シーンで、大ヒットしたバンドのボーカルの中でも、かなりの成功者の部類ではないでしょうか。
音楽番組だけでなく、映画、ドラマ、CMで活躍し、現在も多くのファンがいて好きな音楽を続けているNOKKO。
歳はとっても変わらない特徴的な歌声で、これからも多くのファンを魅了し続けて欲しいですね。
NOKKKOを除く他のメンバーの現在は?
NOKKOはソロシンガーとしての活動を中心に、ラジオ番組を持っているなど、静岡県熱海市で悠々自適な生活をしていることが分かりました。
レベッカは再結成しているものの、2019年以降は、音源のリリースやライブ活動もほとんど行っていません。
それでは、他のメンバーはどのような活動をしているのでしょうか。
過去のメンバーの今も調査しました。
レベッカのリーダー・土橋安騎夫の現在
大ヒット曲の「フレンズ」の生みの親である土橋安騎夫。ファンも多く知られた存在ですが、現在も音楽関係で活動中です。
1960年生まれの土橋は、立教高校から立教大学に進学して1983年にレベッカに加入しました。
レベッカの創設者である木暮が脱退してからはリーダーを務めていて、レベッカが売れるようになったのも土橋が作曲を手掛けるようになってからです。
レベッカ以外での活動は、音楽プロデューサーが専ら。
過去には、聖飢魔Ⅱや酒井法子、松田聖子、近藤真彦など、大物アーティストに楽曲を提供してきた実績もあります。
また、TM Networkの宇都宮隆とは現在も仲が良くて、宇都宮隆の音楽プロジェクトに頻繁に参加しています。
レベッカがブレイクしたときはまだ20代でしたが、現在はもう60代になりました。
今日は六本木UTSU BARに行ってきました。久しぶりにみんなと会った。ニシケンと😄 pic.twitter.com/m5lFuPsc3Z
— 土橋安騎夫 Akio Dobashi (@akio_d) June 16, 2021
それでも芸能人なのでやはり若く見えますね。
土橋の今は、もはや大物プロデューサーと言ってもいい位置づけです。
今後も、ヒット曲を世の中にリリースしたり、音楽関係の活動を期待しています。
レベッカのベース・高橋教之の現在
1959年12月10日生まれ、埼玉県浦和市出身の高橋教之。
1983年にレベッカでドラムを担当していた大金ハルヤに誘われて加入した高橋は、レベッカの全盛期から現在に至るまでベーシストとして支えてきました。
1991年緒解散後は、元メンバーなどとバンドを組んだり、レベッカの限定ライブに出演したり、再結成でも積極的に参加するようにしていましたが、2000年に高橋自身の母親と兄の介護をするために、定期的な収入を必要として就職しています。
就職先は埼玉県草加市にある「L」で始まる運送会社です。
*企業特定は控えさせていただきます。
従業員は100名以上いる大きな運送会社で、高橋は越谷にある営業所の所長を務めているようです。
現在の収入はレベッカ全盛期ほどではないでしょうが、音楽活動での収入を合わせると一般の人の何倍も稼いでいるでしょうね。
音楽活動も仕事に余裕があるときは積極的に行っているみたいですよ。
📖 Player 📖 裏表紙裏にも
— 朱里! (@RebeccAkari) October 2, 2017
教さんいるからねー👍🎸🎸🎸#高橋教之 #REBECCA #レベッカ pic.twitter.com/yLyz74pQPK
レベッカのファンの間でも良い評判ばかりだった高橋教之。
家庭の事情もあるのでしょうが、やはり、仕事が許す限りはできるだけ高橋のベースを聴かせてもらいたいですね。
レベッカのドラム・小田原豊の現在
もともとPOW!というバンドでドラマーをしていた小田原豊ですが、1985年にレベッカと対バンしたことをきっかけにレベッカの3代目のドラマーとして加入。
レベッカが1991年に解散すると、スタジオミュージシャンとして有名アーティストの楽曲に参加するようになりました。
有名どころと言っても、それが凄いです。
桑田佳祐、浜田省吾、ゆず、徳永英明、倉木麻衣・・・ほとんどトップアーティストのドラムとして参加しているので、国内でも屈指のドラマーと言っても良いかもしれません。
BACK IN THE BEATLES リハーサル風景より! pic.twitter.com/Ux4mTvfSBp
— 小田原豊 official (@odawara_yutaka) November 14, 2018
ドラマーとしての活動の他にも、今もバンドで活動していて、ドラムだけで成功している稀有な存在。
調べてみると、桑田佳祐などだけでなく、谷村新司、JUJU、ももいろクローバーZ、涼宮ハルヒなど、時代やジャンルも問わずにドラムで色んな楽曲に参加していました。
レベッカで成功しなくても、おそらくドラムだけで成功したと思われるほどの実力者。
今後も日本の音楽シーンを支えるミュージシャンとして活躍するはずです。
過去にレベッカに在籍したメンバーの現在
木暮武彦の現在
レベッカのボーカルNOKKOの旦那さんとしても知られていましたが、その後離婚をしていることも有名です。
チエ・カジウラという歌手と2度目の結婚をしており、その後、一般人の女性と3度目の結婚をしています。
現在は、ソロのミュージシャンとして活動中。
ライブも精力的に行っていて、昔よりカッコよくなっていますよ。
大金ハルヤの現在
初代のレベッカのドラム。かなりの実力者だったという情報もありました。
レベッカがブレイクする前に脱退してしまいましたが、その後の情報はあまり見当たりませんでした。
しかし、現在もドラムで音楽活動を行っており、大物ミュージシャンとの共演も多くあるようです。
また、ドラムの講師をしているという情報もありましたが、定かではありません。
小沼達也の現在
Diamond☆YUKAI(ダイヤモンドユカイ)や、元メンバーの木暮などとRED WARRIORSというロックバンドを組んでいて、結構人気があったのですが、解散後に再結成するも小沼達也だけが戻りませんでした。
その後は、寿司屋のオーナーをやっているとか、芸能プロダクションをやっているとか、いろんな噂がありましたが現在の動向はつかめませんでした。
古賀森男の現在
レベッカを脱退してFEBIENNE(フェビアン)という3人組バンドを結成。その後、解散しますが、1999年に再結成し、2018年に30周年という区切りを迎えたそうです。
音源のリリースは2008年が最後になっていますが、本人はブログで最後の作品になる可能性が高いと綴っており、現在はどのような活動をしているのかはハッキリと分かりませんでした。
イケメンでファンも多く、Twitterでも未だに古賀森男のファンのツイートが多く見られます。
友森昭一の現在
レベッカでは1年も在籍していませんでしたが、実力派ギタリストの友森。
脱退後は筋肉少女帯という有名バンドに参加して、名を馳せています。
その後はいくつかのバンドにギタリストとして参加しており、現在に至るまで多くのアーティストの楽曲にギターでサポート。
氷室京介や藤井フミヤ、hitomi、大塚愛など、有名なアーティストをサポートしていて、実力は昔から現在に至るまで衰えていないようです。
今は杉並区に住んでいるようで、都内でライブも頻繁に行っています。
以上、レベッカのメンバーの現在でした。
NOKKOの活躍は知られていましたが、メンバーや元メンバーの現在もかなり成功していると言える現在ではないでしょうか。
また新しいレベッカの情報が入り次第、更新します。