「拙者、ギター侍…」というお決まりの文句で始まり、面白い皮肉やネタを言ってから「残念!」と斬り捨てる。

そんなギャグでお馴染みの波田陽区。

2004年ごろ、エンタの神様で大ブレイクしたピン芸人ですが、最近は珍しい活動をしていることでも知られています。

今回は、波田陽区が見なくなった理由などと現在の活動をまとめてみました。

 

 

波田陽区が有名になるまで

*画像出典:NAVER まとめ

 

波田陽区(はた ようく)

1975年生まれ、山口県出身。
本名は波田 晃(はだ あきら)。

 

熊本学園大学を卒業後、1998年にお笑い芸人としてスタートします。

 

芸名は何度も変えており、

「波田ベッケンバウアー」→「波田ペレ」→「波田ニューヨーク」そして、現在の芸名でもある「波田陽区」となりました。

 

さらに、波田陽区となるころ、本名の「はだ」という読み方から「はた」に変更。

 

 

2004年にブレイクするまでは、コンビニの副店長まで経験するほど下積みが長く、苦労して有名人に。

 

 

エンタの神様で大ブレイク

2004年にギター侍として颯爽と現れた波田陽区。

初めての登場から笑いをとり、一躍有名人になります。

 

一番最初にネタにされたのは元モーニング娘。の保田圭ですが、全盛期の波田陽区の動画があったのでどうぞ。

*Youtube

お笑い芸人としての活動が長かったので、知る人ぞ知る存在だったそうなのですが、登場からウケまくっていますね。

 

 

拙者、ギター侍じゃ」というフレーズで始まり、リズムに乗せながら時事ネタを混ぜて皮肉を言い放ち、「残念!」と言い捨てる。

ネタの最後は、自虐ネタで切腹ぅ!というオチも付けます。

 

 

有名人も斬りまくるせいで、実際に賛否両論ありました。

それでも、ネタ自体の完成度が高く、人気は2006年頃まで続きます。

 

お笑い番組だけでなくバラエティ番組にも多く出演し、クレヨンしんちゃんなどでもギター侍怪獣というキャラの声優を務めるなど、活動は幅広く割と息の長い一発屋でした。

 

 

 

波田陽区の絶頂期の月収がすごい

絶頂期は2004年ですが、2010年のオールスター感謝祭で1か月の最高収入が暴露されました。

 

なんとその額2800万円

 

その頃も現在もワタナベエンターテインメントという事務所に所属していますが、事務所の取り分を差し引いてもその額だったそうです。

税金を差し引いても凄いですね。

 

コンビニで仕事をしていた売れる前の波田陽区の月収は多くても30万円程度ですから、実に10年分近くを1ヶ月で稼いだことになります。

 

 

 

波田陽区が消えた?干された?理由

ミュージックステーションにも出演するほど、お茶の間に認知されている存在だった波田陽区ですが、2006年以降はテレビ出演が少しずつ減り始めます。

 

それでもヘキサゴンなどは常連出演してて、笑いの金メダル、紳助社長のプロデュース大作戦など、2008年頃までは良く見ていました。

 

徐々にテレビ出演が少なくなると、一発屋芸人と呼ばれるようになります。

 

それもネタにできるので、見なくなってからはたまにテレビに出演していました。

 

トーク力がある方ではありませんが、当時のテレビっ子だけでなく多くの人に知られた有名人でありながら波田陽区がテレビで観なくなった理由はどこにあるのでしょうか。

 

 

大物芸能人を怒らせてしまった説

ビートたけしの娘をネタにしてしまったことがある波田陽区。

 

娘である北野井子が子供を作ったことを貶す内容で、ビートたけしは椅子を投げつけようとしたシーンがありました。

 

その時の顔はちょっとマジで、演出なのかどうかも分からないですが、これが波田陽区が干された原因かという噂もあります。

 

ただ、それは2005年1月の「たけしの誰でもピカソ」での話。

その後も数多くのテレビに出演していますし、しばらく活躍していたのを見ると、この説は違う気もしますね。

 

そもそも、芸人魂の強いビートたけしがそんなことで怒ることはなさそうだし。

 

 

ロンドンハーツで放送禁止用語をネタに入れてしまったから?

*画像出典:https://newsmatomedia.com/hata-youku

AKB48に対して捨て身で斬りに行ったネタを披露したときのこと。

 

放送禁止用語ともとれる部分に「ピー」という音声が入り、場の空気はしらけてしまいました。

 

これが消えた原因とも言われていますが、この番組は2013年。

久々に有名な番組に出演した波田陽区が、捨て身になったネタとして披露したという経緯があります。

 

なので、これが原因というよりも、もっと前に見なくなった理由がありそうです。

 

 

やはり、波田陽区の人を傷つけるネタには限界があった

視聴者にはウケても有名人を貶すネタはやはり、反発もたくさんありました。

 

資生堂が提供している「おしゃれカンケイ」という番組を「汚れカンケイ」と揶揄したことで、資生堂は番組の提供を降板。

これは、エンタの神様での波田陽区のネタのだったのですが、スポンサー降板はテレビ側にとって非常に大きなダメージになります。

 

他にも、ペ・ヨンジュンをネタにしたり、とにかく有名人のファンからすごく反発がありながらネタを披露していた波田陽区。

 

結果的にテレビ出演が減っていったのは、人を傷つけるネタを続けたことにあると考えられています。

 

 

原西孝之や小島よしお、岡田圭右など人気芸人ともコンビを組んでいたり、一発屋2008やエアバンドなどいろんな面白いネタを披露していた波田陽区。

 

「新キッズウォー2」などのテレビドラマの出演、マルちゃん焼きそばなどの多くのCMなど活躍の幅は広かったのですが、2009年にはすっかり一発屋芸人と言われるようになりました。

 

 

その後と現在の波田陽区

2007年に大学時代に知り合った2歳年上の元・保育士の女性と結婚していた波田陽区。

当時はテレビの仕事で忙しかったと思いますが、だんだんテレビの仕事が少なくなり、地方のイベントなどで活躍し始めます。

 

知名度はバツグンですから、祭りの司会や地方イベントのネタ披露などはかなりの集客効果がありますからね。

 

 

2009年には長男が誕生。

家族が増えるにつれ、テレビでの活躍が減っていくことは少し残念!ですが、徐々に活躍の場所を地元の山口県と隣の福岡県に・・・

 

現在は山口朝日放送の番組や、福岡のテレビ番組でレギュラーをいくつか抱えています。

 

テレビ熊本でレギュラー出演している番組の動画を発見しました。

*Youtube

現在40代になっていますが、波田陽区は今も若いですね。

 

テレビでの活躍だけでなく、山口県下関のラジオ番組も持っているなど、まだまだ山口では活躍中のようです。

少し、ラジオの内容を聞いてみましたが、波田陽区の声ってこんな感じだったっけと言うのが最初にきました。

話している内容は地元にまつわる事でしたので、よくわかりませんでした。

 

また、2019年には九州でプチ再ブレイクしていて、年間でレギュラー8本を抱えていました。

現在も福岡のラジオやテレビでレギュラーを数本抱えているので、そこそこ稼いでいると思われます。

 

 

フェニックス!波田陽区がYoutuberに!!

2012年から「youku mania」というアカウントでユーチューブにギター侍として登場!

もちろん、波田陽区本人のアカウントです。

 

一番初めの投稿はニューヨークでギター侍のネタを披露した動画。

そこそこウケていますが、さすがにアメリカでブレイクとはなりませんでした。

 

そして、その動画の投稿の後は「こんなところにフェニックス」というシリーズで短編動画を投稿するようになります。

 

こんな感じのネタです。

*Youtube

こういうのをしばらく続けて投稿していましたが、2020年10月頃から「琵琶法師への道」という内容の動画を連続で投稿。

 

ギター侍から琵琶法師って、面白い転職ですね!

 

フェニックスシリーズは、「水曜日のダウンタウン」で取り上げられてはいたものの、全然伸びず、下層ユーチューバ―と言われてしまっていました。

 

それでも動画を投稿し続けているのは、下積み時代が長い波田陽区だからこそ。
立派なことだと思います。

 

 

現在の波田陽区は、2016年に福岡県に家族で引っ越してきてからは、九州・山口県を中心に活動中。

時にはYoutuberとしても活動していますが、「しくじり先生」という番組で現在の月収が5万円ほどと話していました。(さすがにその月収はネタかと思います)

 

知名度を生かしていろんなイベントや番組に呼ばれ続けているようで、腐ることなく芸人を続けていて安心しましたね。

 

2018年9月には1か月ほどの短い期間でしたが、Pontaのテレビコマーシャルにも出ていましたし、今後は有吉みたいに再ブレイクすると良いですね。

有名人を斬るようなネタは封印して、もっとカッコいいギター侍を目指してほしいです。

 

波田陽区のオフィシャルブログは→こちら

ブログでは最新の波田陽区の現在が確認できます。

更新頻度もそこそこ高いので、リアルな波田陽区を見れますよ。中身を確認すると、福岡など九州でのことが多いです。

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