かつてエンタの神様やネプリーグ、27時間テレビなどで大活躍した女性ピン芸人のにしおかすみこ。 SMの女王様キャラクターでエンタの神様に出演していましたが、もともとは「くるくるドカン」という番組でブレイクしました。にしおかぁ~すみこだよぉ~という何故か耳に残る語り出しで、次々に芸人としての地位を確立していったのも昔の話。 炎上したという噂もついて回りましたが、現在のにしおかすみこを追ってみました。 |
30代でブレイク。遅咲きのにしおかすみこ
*画像出典:pinky-media.jp
本名は西岡純子(”じゅんこ”ではなく”すみこ”)。
1994年、20歳に太田プロダクションで芸人としてデビューしています。
5年間、目立った活躍はありませんでしたが、1999年の爆笑オンエアバトルで女性のピン芸人で初めてオンエアの権利を得た実力派として、少しずつ脚光を浴び始めました。
その後はワタナベエンターテインメントに移り、嶋岡里美と「つぶつぶ」を結成するに至ります。
このコンビが失敗で、解散理由は明らかになっていないものの2005年にはまたピン芸人として活動し始めます。
ちなみに、始めのピン芸人時代は「西岡すみこ」で活躍していましたが、コンビを解散してからは「にしおかすみこ」と平仮名表記で活動し始めることになりました。
2度目のピン芸人からほどなくして「くるくるドカン」(フジテレビ)や「エンタの神様」(日テレ)で大ブレイク。
その頃にはすでに32歳でした。
テレビに引っ張りだこになったのは2007年。
あのSっぽいキャラを醸し出す衣装は、稼げるようになるまで1着しか持っていなかったそうです。
にしおかすみこ、確かに面白い。爆笑ネタ
Sキャラなのにドジっぽい話をすることに面白さがあります。
エンタの神様でのネタがかなり印象的ではあるものの、他のバラエティ番組でもいじられながら面白かったと評判です。
結構自虐的な芸風なので、嫌われている要素がまったくなく、ネット上でも面白さの評判は別としてお笑い芸人としての評判はかなり良かったですね。
【主なネタ】
「にしおかぁ~すみこだよぉ~」
三点倒立からの一発ギャグ
鞭を両手で引っ張り「あ‟~~!」と叫ぶ
など、文字にするとあまり面白くなさそうですね・・・
消えそうな芸人にランクイン。にしおかすみこの路線変更
にしおかすみこだよ‼️って違うか!笑笑 pic.twitter.com/aLTw5BrlIh
— すとらいぷコリちゃん (@yeLYDX4H6MVuftZ) May 8, 2022
2006年にブレイクし、2010年頃までテレビに出ずっぱりでしたが、2008年の「消えそうな芸人ランキング」にランクインした記事を見たことをきっかけに路線変更を意識し始めました。
「かわいい!」と評判はあり、そこそこのルックスだったのでいろんな道もありましたが、
・演技はできない
・バラエティ番組でのトークは下手
・SMキャラだったためCMの依頼がほとんどない
・レイザーラモンなど似た芸風のお笑い芸人が多かった
との理由からお笑いを極めるために落語の世界に進みました。
2009年、落語家の春風亭小朝の弟子になり「春風こえむ」と命名されました。
ちなみに「こえむ」は「ドM」というこれまでのSキャラと反対のキャラを文字ってつけられたそうです。
その頃はまだまだテレビには出ていましたが、遂に2011年頃にはテレビでほとんど見る機会はなくなってしまいます。
干されたの?27時間テレビでの失敗などを検証
にしおかすみこがテレビに出なくなった理由として、ネット上で騒がれているのが27時間テレビでのネタの不発が挙がっています。
ネタをする前に「自信がない」などを連発して、実際に全然ウケなかったという致命的なもの。
Youtubeにその動画が挙がっていたのでどうぞ。
*出典:Youtube
結構面白いんですが、確かにあまりウケてないですね。
明石家さんまがさすがのフォローをしているので、収録は盛り上がっていますね。
その後のネプリーグでも回答者として出演しましたが、番組の進行がちぐはぐになったそうです。
ネット上ではこの「27時間テレビが原因でにしおかすみこがテレビから干された」という情報が多く飛び交っています。
しかし、この後もしばらく普通にテレビに出ていましたし、動画をみてもこれが原因というわけではなさそうですね。
いろいろ調べてみたところ、にしおか本人も考えていた通り、キャラが他の芸人と被っていたり、トークが下手だったりしたことが原因でバラエティに呼ばれなくなったと考えるのが普通のようです。
ちなみに、この27時間テレビに出演している若手芸人の半分近くは現在テレビであまり見なくなっていますから、干されたというより飽きられたという感覚かもしれません。
2011年頃からテレビでみなくなった にしおかすみこ
結婚などの噂がたった時期もあったそうですが、2010年まではエンタの神様にも出ていたし、よく見ていたにしおかすみこも2011年にはほとんど見なくなりました。
こちらを見てみると、2011年頃もロケなど忙しくしていたようなので、地方の営業などはかなりあったっぽいですね。
完全に干されて芸人を辞めたというような噂もたっていましたが、それは完全に否定できます。(もちろん、にしおかすみこは現在も芸人です)
子供などの情報もまったくないし、結婚や恋人の有無なども全く情報としてあがっていません。
山本高広などの現在見なくなった芸能人との付き合いもあるようで、知名度の高い芸人として現在も活躍しています。
現在は落語家?にしおかすみこ(春風こえむ)の今!
落語家に転身したはずですが、落語の漫談などの情報はほとんど出ていません。
「春風こえむ」という落語家になって約10年も経つのに、Youtubeなどにも動画は上がっていないことから、落語家の活動はあまり目立っていません。
2009年の落語家として活動し始めに小朝師匠の前座で立っていたり、2011年の東日本だ震災のチャリティーで落語を披露していたり、表参道コメディーシアターで落語を家として出演していたり、まったく活動していないわけではないですね。
現在のブログを見ると、落語をしたという情報はほとんどなく、テレビの出演はチラホラ確認できました。
落語家よりもタレント?介護で話題になった今
2020年6月頃に、家賃10万円の自宅から千葉の実家に引っ越したにしおかすみこ。
理由は母親とダウン症の姉の介護だったそうです。
コロナ禍の前には家賃18万円の自宅に住んでいたそうですが、仕事が減っていて家賃10万円の自宅に引っ越し。
その後に、母親の認知症が発覚し、思い切って千葉県の実家に引っ越して介護を開始しました。
さらに、昔から1歳年上の姉は、ダウン症。父親は酔っ払いだそうで、母親の面倒を見るのがにしおかすみこ本人しかいなかったのがきっかけ。
コロナ真っただ中に、家族4人の生活をスタートし、現在は千葉県に住んでいます。
ただ、その介護生活がメディアの目に留まって、あるメディアでは連載をスタートすることになりました。家族について考えることが多くなったため、昔のSキャラとはかけ離れた生活を今は送っています。
仕事のほうは、落語の仕事は調べたところほとんど今は行っていないような感じで、Twitterでも「にしおかすみこ」名義で情報を発信しているし、ロケなどの情報も多いので、落語家というよりはタレントに変わった感じがしますね。
お笑いや落語家とはかけ離れた「介護」をテーマにした特集などにも出演しています。
何よりも特筆すべきは、ルックスが可愛くなった気がします。
ショートカットが似合っているのか、確実に昔より美人になっています。50歳になる女性には到底見えない若々しさです。
やっぱりある程度綺麗な方が、テレビ側としても使いたがるので、美容には気を使っているかもしれませんね。
落語を始めて苦手だったトークに力がついたのか、テレビでは昔のSキャラは一切封印している現在のにしおかすみこ。
ブログも10年以上、ずっと続けている努力家で、性格も良いと評判らしいのですが、また昔の面白かった芸風もテレビで観てみたいですね。
趣味はマラソンということで、またこれが努力家っぽい趣味だし、マラソン関係の仕事も入ってくるかもしれません。
以上、にしおかすみこの現在は、
・現在は、落語家になったけど落語はほとんどしておらず、お笑い芸人としてではないけどテレビにたまに出演しながら、私生活はマラソンを趣味で楽しんでいる
・母親とダウン症の姉の介護生活で千葉県に移住
・現在はタレント活動がメイン。2023年と2024年は「ポンコツ一家」というタイトルで本を執筆。
・メディアで連載を持っていて、仕事はそこそこある。知名度も高いので、出演料や執筆料もそれなりでしょうから、収入は結構あるのではないでしょうか・・・
ということでした。
また鞭を持ってテレビに出演してほしいです!