ガラスが貫通するマジックや、紙に描かれた食べ物などを実物にして取り出すマジックなど、2000年代にテレビでその名を轟かせたマジシャンのセロ。
カタコトの日本語とハーフならではの整った顔立ちが特徴的でありながら、見たこともないような圧倒的なマジックパフォーマンスで一躍有名人になりました。 最近ではイケメンマジシャンのセロも見かけなくなりましたが、今回はセロの現在を徹底的に調査しました。 |
マジシャン・セロとは?
*画像出典:matome.naver.jp
1973年生まれ、現在は40代のアメリカ人です。
出身はロサンゼルスなのですが、父親が沖縄出身の日本人で母親がモロッコ系のフランス人。
幼い頃に日本に住んでいたこともあり、カタコトではありますが、日本語を話すことができます。
10歳の頃からマジックをやっていて、12歳の頃にはマジックキャッスルのジュニアメンバーになっていました。
マジックキャッスルとは、アメリカのロサンゼルス(ハリウッド)にある会員制のマジック専門クラブ。
12歳にしてセロは世界的な一流マジシャンの仲間入りした形となります。
俗にいうエリートですね。
しかし、16歳で学校を退学して好き放題しちゃいます。
そんなセロを沖縄出身の父親は沖縄に送り出そうとしました。
素直に沖縄に行くと思いきや、乗り継ぎの東京でそのまま逃亡。
セロは16歳にして東京を中心にストリートパフォーマーとなります。
17歳の頃に、とあるビジネスマンに気に入られ、ホテルの結婚式などでパフォーマンスをする仕事を行うようになりました。
その後、19歳の頃にはFISM横浜大会というマジックの世界大会が1994年に横浜で開催され、そこでイリュージョン部門で1位という快挙を成し遂げています。
ちなみに、現在に至るまでFISMマジック大会が日本で行われたのはその横浜大会のみ。
3年に1度の大きな祭典で、見事な結果を残しました。
その後はプロマジシャンとして第一線で活動するようになります。
そして2004年「マジック革命セロ」で一躍全国レベルの有名人となるのです。
プロマジシャン・セロのこれまでの活躍
日本では「サプライズ…」と言ってマジックや手品の凄いところを披露するセロ。
セロはアメリカ・ロサンゼルス出身ですので、日本だけでなく海外でもかなり活躍しています。
・マジック革命!セロ(2004年、フジテレビ)
・アメリカのテレビ番組「X-FILE」シリーズにおけるマジックの監修・主演
・MAGIC REVOLUTION マジック革命セロ The Xperience(2006年・2008年)
公演は数カ月の期間、行っています。
イケメンというだけでなく、物腰が柔らかいトークと想像を絶するマジックは見入ってしまいます。
セロが凄いのは、レパートリーの多さ。
二次元と三次元を自在に操るようなマジックですが、環境が変わっても普通にこなすので凄いんですよね。
マジックショーでステージ上でも圧倒的なパフォーマンスをすると言われており、2000年代は日本でナンバーワンのマジシャンと言われていました。
その知名度、テクニック、ビジュアルを活かして、2008年には柔術映画「Redbelt」にも出演しています。
アメリカでもこの映画でのインタビューに答えながらマジックを披露する動画を見つけましたのでどうぞ。
この格闘技の映画であるレッドベルトに出演しただけでなく、香港やブラジルなど世界中でマジックを中心としたイベントに出演。
2000年代半ばから2010年あたりまで日本のテレビで頻繁にマジックを披露していたセロですが、なぜテレビで見なくなったのか。
その理由とその後を調べてみました。
セロがテレビにあまり出なくなった理由
いろいろと調べた結果、セロがテレビに出なくなった理由はありません。
事件や事故を起こしたこともありませんが、強いて言うなれば、テレビ向けのマジックをやっていたことに理由はありそうです。
セロはテレビでマジックを披露する際に、カメラトリックを使っていました。
もちろん、セロはプロマジシャンとして監修する立場にあるので、一定の方向しか向けられないカメラのアングルなどを上手く使ってマジックを行っていました。
さらに、一般人を装ってサクラを使っていたことも分かっています。
(もちろん、全てがサクラではありません!)
共演者がマジックに驚嘆していたのは、演技かどうかは分かりませんが、とにかくセロのマジックには「やらせ」というキーワードも先行しており、テレビ側としても使いづらくなった理由もあるかもしれませんね。
しかし、セロのマジックが凄すぎるがゆえに視聴者がタネを探した結果。
頭も良いマジシャンなので、タネが判明してくるだろうことも計算していたかも。
超有名人なので、Youtubeなどでも必死に種明かしをされていました。
種明かしされても理解するのすら難しいセロのマジックですが、他の有名マジシャンも必死にセロのマジックの種を模索していたようです。
何はともあれ、それでも日本でトップクラスのマジシャンになったのですから、ギャラなども高騰したと思われます。
セロのその後と現在
セロは日本で有名になる前の2000年8月に、自信のWEBサイトを開設しています。
日本語バージョンもありますが、英語バージョンのサイトは下から。
セロのオフィシャルサイトでは、これまでの活躍を全てではありませんが載せており、サイト内でブログも展開していました。
そのサイトでは2014年以降、現在までブログの更新はありませんが、2016年から日本語向けにLINEブログを開始。
ブログは2018年で更新が止まっていますね・・・
セロの本名は「Cyril Takayama」というので、URLにはcyrilの文字が。
海外でも現在はcyrilという名前で活動中です。
2010年あたりからテレビ出演は減っていますが、それでも現在も稀に日本のテレビには出演。
しかし、2014年に話題となった出来事がありました。
平愛梨がセロのマジックの種を明かす
放送事故とも言われたセロのマジックの種を平愛梨がバラしてしまいます。
現在はサッカー日本代表の長友佑都の奥さんである平愛梨が、セロのマジックに対して素直にタネを指摘しちゃいました。
セロはテレビで核心を突かれたことがほとんどなく、顔は笑っているものの目は笑わず、このシーンはネットで話題になりました。
セロをテレビであまり見なくなって、久々の大きな番組での出演でしたが、これ以降もテレビ出演は以前ほど増えませんでした。
前述のブログでもわかる通り、現在セロはアジアを中心に世界中でマジシャンとして活躍。
日本でもイベントなどに出演しておりますが、新しいマジックのネタもどんどん開発されているようです。
今もファンが多い、マジシャン・セロ。
現在は世界中のショーなどで活躍していますが、今後も日本で以前のように活躍してほしいですね。
引き続き、セロの今の大きな情報が入り次第、更新予定です。