小保方晴子さんの現在。騒動から書籍出版、グラビア…今の年収や結婚についても

リケジョの星として世間から大注目を浴びた小保方晴子さん。
メディアに出るたびに話題を呼んだ天才学者も、最近ではめっきり姿が見えなくなりました。

今回は、小保方さんが如何に凄い学者だったのか、そして何があって消えてしまったのか、現在はどうしているのかを調査・リアル取材を行いましたのでご覧ください。

小保方晴子さんが有名になるまで

*画像出典:amazon

1983年9月25日生まれ、千葉県松戸市出身。

中学校は地元の松戸市立第六中学を出て、高校は東邦大学付属東邦高校に進学。
東邦高校は現在は高校からの入学は出来ませんが、当時は中等部からの進学に加えて高校からの入学も可能でした。

千葉県内でもトップ5に入るレベルの高い学校です。

卒業後は早稲田大学理工学部に入学。大学の卒業研究では微生物に関する研究に取り組んでいます。

早稲田大学を卒業すると、早稲田の大学院に進学。
大学時代は理工学部でしたが、大学院では専門分野を転向して、東京女子医科大学の研究生となりました。

東京女子医大では細胞シートについて研究を重ね、早稲田大学大学院で理工学研究科応用科学専攻修士課程を修了。

さらに、早稲田での研究は続き、生命科学専攻博士課程に進学すると、学会での発表や論文執筆も多く行いました。

ハーバード大学医学大学院

2008年にはハーバード大学医学大学院の研究室に短期留学。
留学期間を終了しても、客員研究員として2009年の冬までハーバード大学に滞在します。

ハーバード大学医学大学院は世界トップの医学研究が行われており、研究員として所属するのさえかなり狭き門です。

とにかく小保方さんの学歴はかなり凄いです。

早稲田大学の大学院、応用科学専攻の入試の過去問を閲覧しましたが、この入試をパスしたのかと思うと、相当頭が良いということが分かります。

さらに、ハーバード大学の客員研究員ということは、通常の英語だけでなく医学の専門的な英語まで喋れるということ。

実際に、小保方さんが注目されていた時に取材された指導教授は「日曜日の夜遅くまで残る熱心さやプレゼンテーション資料の質」を高く評価していて、20代の若い女性でありながら研究や勉強に全てを注いできたことが分かります。

研究熱心だった小保方さんは、胞子様細胞の研究にのめり込み、博士論文研究として細胞の多様性を検証することに取り組みました。

ハーバード大学では「有り得ない」と考えられていた分野での検証を行おうとしており、共同研究者がみつからず、日本の研究機関で最高峰とも言える理化学研究所の若山照彦(現在は山梨大学教授)さんに協力をお願いし、2011年2月に博士論文を提出。

そして1か月後には博士の学位を取得しました。

理化学研究所の研究員としてSTAP研究を発表

理化学研究所

博士となった小保方晴子さんは、大学院卒業するとそのまま理化学研究所に研究員として就職することになりました。

理化学研究所は、国内最高の研究機関で、3千人以上の研究者が在籍する国立研究開発法人。
渋沢栄一が設立したことでも有名ですね。

理化学研究所では前述の若山先生とSTAP細胞の研究に取り組みます

2011年11月には若山先生の指導のもと、キメラマウスの作成に成功しました。しかし、世紀の発見とも言えるその論文は、ネイチャー、セル、サイエンスという格式高い学術誌に不採用・・・

2012年、研究チームは、さらに笹井芳樹さん、丹羽仁史さんという超エリートの学者(医師)を加えて論文を再執筆しました。

2013年には小保方さんを研究ユニットのリーダーにして、論文の投稿や国際特許の出願など精力的に行い、2014年1月末にSTAP研究を発表します。

この研究結果はノーベル賞をとれるほどの発見と言われ、研究ユニットのリーダーである小保方さんは当時まだ30歳。リケジョの星ともてはやされました。

リケジョとは・・・
理系女子の略。理系大学出身者の女子は男子に比べて不遇な扱いを受けることが多いと言われていた時代で、小保方さんは理系出身者の女性学者で最も成功を収めたと言われました。

画像出典:三毛猫アリスの唯我独尊

割烹着を着て研究に勤しむ小保方さんの写真は、瞬く間に全国民が注目。

日本の若い女性がノーベル賞を獲るかもしれない。そんな憶測もネット上には出回り、STAP細胞の発見は連日のようにニュースやワイドショーを賑わせました。

一見、可愛らしい女の子が世紀の大発見をしたため、そのギャップもまた多くの国民が注目した理由かもしれません。

しかし・・・

その報道からわずか1か月後、小保方さんが所属する理化学研究所や論文を掲載した学術誌ネイチャーは、研究不正の調査を開始

さらに小保方さんが提出した博士論文についても早稲田大学は調査委員会を立ち上げます。

数々の疑惑が噴出するも「STAP細胞はあります!」

論文やSTAP細胞の研究結果に不正を疑われた小保方さんのチーム。

日本中が歓喜に沸いた発見は、1ヶ月も経たずに嫌疑の目を向けられてしまいました。

2014年1月末のSTAP研究発表から約3か月後、4月1日には理化学研究所の調査委員会は最終報告を行いました。
もちろん、不正があったという内容の報告です。

小保方さんはその報告に対して4名の弁護団を代理人にし、研究結果自体に間違いはないと反論。

4月8日には釈明の記者会見を開いています。

意図的な不正ではなく、研究者として間違えた方法を用いた」という内容の釈明会見。

記者の数から見ても物凄い注目度だったことが分かります。

今見ると、30歳そこらの女性に対してこの会見はあまりに残酷のような気がします。
見ているほとんどの人に対して迷惑をかけた訳ではないのに、しっかる謝る勇気は大したもんですね。

この反論とも言われた記者会見ですが、反論というには少し違う気がします。

小保方さん自身はSTAP細胞の存在を信じていて、実際に実験や検証にも成功したが、証明するために不正な方法を使ってしまった、という釈明。

メディアによって悪者扱いされている印象もあります。

しかし、いずれにしてもスタップ細胞の存在を証明するために不正をしたことを認めた小保方さん。
自身の研究ではSTAP細胞の存在を確認していながらも、論理的な証明をするために不正を働いたことは間違いありません。

現在もSTAP細胞の存在は確信していると考えられており、釈明会見でも「STAP細胞はあります!」と強めに強調していました。
ちなみに、その言葉は2014年のネット流行語大賞にも選ばれています。

メンバーの自殺と理研を退職

STAP研究の発表が2014年1月

発表内容の不正発覚が2月

小保方さんの釈明会見が4月。

検証実験開始は5月

学術誌ネイチャーによるSTAP論文の撤回が7月

そして、8月に最悪の事態が起こってしまいます。

笹井芳樹先生

理化学研究所で小保方さんと共にSTAP細胞の研究をしていた笹井芳樹さんが自殺をしてしまいました。52歳でした。

笹井さんは京都大学医学部を卒業し、神経誘導因子「コーディン」を発見した学者。
数々の賞を受賞するほど、学者の中でも超優秀な学者で、また、論文執筆の天才とも言われた人物です。

STAP研究のチームのメンバーであり、疑惑が向けられると「不正を防ぐ指導を出来なかった」と自分のせいであることを主張していました。

STAP発表のときは目を輝かせていたものの、論文に不正が指摘されてからは相当なショックを受けており、精神病を患ってしまったそうです。

一方で、小保方さんの精神状態も危惧されるようになりました。

現在の状態は後述しますが、当時の小保方さんも相当危ない状態だったそうです。

その後、12月には理化学研究所へ退出願を提出し、小保方さんはメディアからも姿を消すことになりました。

結局、不正を追及されてから、STAP細胞の検証結果ではチームはSTAP細胞を再現することは出来ず、科学的な証明は出来ずじまい。

小保方さんは早稲田大学博士論文まで不正を行っていたことも分かり、2015年12月には博士号も学位取り消しという処分を受けています。

これまで必死に勉強や研究を続けていて、論文に不正をしてしまったばかりに、全てを失うことになってしまった小保方さん。

その後の小保方さんをまとめてみました。

STAP騒動のその後の小保方晴子さん

自殺者が出てしまい、小保方さん自身も論文撤回、理研の退職、博士号の剥奪など、結果的にはこれ以上のないどん底になってしまいました。

国内でも超一流の学者や教授を味方につけ、STAP研究の中心となって自ら不正を働き招いた結果。

2014年が終わる頃には、小保方さんの報道もほとんどなくなり、世間も「そんな人いたなぁ」くらいの感じで忘れ去られていきました。

その後の活動は2016年、突然に発表される

しかし、2016年1月。

小保方さん本人の著書で「あの日」という手記を講談社から発刊。

まず、この出版は1月28日に発売されたのですが、直前の1月27日まで情報が出ていなかったというのが驚き。一切リークされずに、発売日直前まであの小保方晴子さんが本を出版するという情報は出回らなかったんです。

かなり秘密裡に出版社と計画していたことが分かります。

さて、小保方さんの現在を記事にするには、当然にしてこの本を読破することは避けて通れないと考え、さっそく購入して一晩で読み終えました。

本の内容は著作権侵害になるので詳しくは書きませんが、まとめるとこんな感じです。

・私は、都内の超難関校に合格すると言われるほど中学から優秀でしたが、落ちてしまって東邦高校(それでも千葉県でもトップ5に入る)に入学しました。

・AO入試で早稲田に入学し、卒業後は東京女子医大で研究をしながらハーバード行きのチャンスをつかむ。

・ハーバードではバカンティ教授と出会った。帰国後は理化学研究所に研究者として入る。

・STAP騒動では、研究を主導していた若山照彦教授に全て私のせいにされてしまう。

・毎日新聞の記者(本の中では実名)に酷い取材をされた

科学的いや、医学的な単語やフレーズが多く、途中は意味が分からない状態になった部分もありますが、この本を読んで感じることは、小保方さんは被害者であるということ。

たしかに、STAP細胞の研究チームは小保方さんが発起人のような始まりで、優秀な先生たちでチームを固め、論文発表に繋がりました。

しかし、小保方さんは科学者の中でも実績のないヒヨっ子でありながら、先生たちに研究チームのリーダーに担ぎ上げられて、最終的に研究結果に対して不正をしてしまったという事実があります。

研究を主導していたのは私(小保方さん本人)ではないのに、リーダーというだけで全ての責任を被ったというのが本の内容でしょうか。

善悪はともかく、一部のメディアや記者に対して実名で激しく批判している内容もあるため、気持ちのいいものではありませんでしたが、世間に伝えたいことがたくさんあったのだろうと感じます。

2018年には2つ目の著書「小保方晴子日記」を出版

「あの日」を出版して以降、特に目立った活動はしていなかった小保方さん。

2014年の騒動から、PTSDを患い、生きることの意味さえも分からなくなるほどの状態に陥ってしまっていたそうです。

もちろん、通院をしていて、精神的な病の治療を続けていました。

そして2018年、2つ目の著書となる「小保方晴子日記」を出版。

この著書に関しては、雑誌「婦人公論」で2017年から約1年間、小保方さんが連載していた日記をまとめたもの。

「あの日」を読破した人は興味を持ったと思いますが、こちらも数日かけて読破してみました。

amazonなどのレビューでは「面白い」「文才がある」という絶大な評価だったので胸を高鳴らせながら読み進めていったのですが、感想は下の通り。

・1冊目の「あの日」の舞台裏というか、書き足りないところの書き足しのような感じ

・うつ病になる記録と治療などのプロセス

・今後、前向きに生きるという決意表明

たしかに所々、文才というか知性を感じる表現が多く、小保方さんの優秀さが伝わってくる内容だったのですが、読者が求めているものと違う様な気がしました。

それでも、よくこんな状況で力強く生きられたと感心。
かなりメンタルが強いけど、それでもここまでメディアや世間に追い詰められると精神的に病んでしまうのか、、と思いました。

しかし、ちょっと期待した内容とは違うんですよね。

不正を認め、不正の経緯とSTAP細胞にかけて研究・学習してきた思いというものを綴って欲しかったというのが、正直な感想です。

そんなこんなで、テレビの前では一切顔を出さずに、書籍や対談記事(2016年に婦人公論で瀬戸内寂聴との7ページに及ぶ対談)で、発信を行ったのがその後の小保方さんです。

2018年には週刊文春でグラビア「原色美女図鑑」にも登場しています。

整形しただの、垢ぬけすぎているだの、色んな悪態をつかれていましたが、そんなことを言っている誰にも迷惑をかけていないのに、少し酷い気もしますね。

あの日や小保方晴子日記を読んだ人は、あまり批判は出来ないと思います。どうしても同情抜きでは小保方さんを見れなくなりますからね。

それに、普通に美人だと思います。

雑誌等でのメディアの露出がこれ以降は一切なくなった小保方さん。

その後から現在はどうしているのか、調査してみました。

現在の小保方さん、家族や仕事は?

まずは小保方さんの家族構成から。

小保方さんには、東大卒で大企業の役員を務めた父親と、大学教授の母親、お姉ちゃんが2人(その2人は双子)がいます。5人家族です。

特筆すべきは家族みんなエリートだということ。

父親の一夫さんは、東大卒→三菱商事→千代田化工建設の常務執行役員

まさに絵に描いたようなエリートコースで、現在は退職されていると考えられています。

2013年に千代田化工建設の顧問に就任されていることまで分かりましたが、その後退職してからの情報はつかめませんでした。

小保方稔子さん *松戸市HPより

母親の稔子(としこ)さんは、お茶の水大学を大学院まで卒業した後、帝京平成大学で心理学の教授を務めています。

写真は松戸市の公民館で講演を案内する資料から。
松戸市も公民館の公演で大学教授を採用するなんてすごいですね。

現在も帝京平成大学のページに教員紹介で掲載されています。

小保方稔子さんの紹介ページは→こちら

2人の姉のうち、一人は晶子さん

なんと、白梅学園大学で準教授まで務め、現在は大正大学で研究員として働いています。

白梅学園大学では多くの研究論文を発表しており、小保方晴子さん同様に勉強熱心かつ研究熱心な先生です。

もう一人の姉については不明ですが、さすがに姉妹である晶子さんと小保方晴子さん2人が研究者・学者の道に進んでいるので、エリートコースを歩んでいるだろうと考えられますね。

小保方さんの家族は、千葉県内の一軒家で生活していましたが、STAP騒動の1年後には家を引き払っているという情報がありました。

自宅が千葉県のどこなのかは、さすがに判別できませんでしたが、現在も廃墟のように佇んでいるそうです。

小保方さんは現在パティシエ!勤務している店舗も特定

小保方さんはこれまで学者として研究に勤しみながら、お菓子づくりが趣味だったそうです。

なんだかこのエピソードだけで、堅苦しい学者というイメージから普通の女の子だったのかと思いますね。

STAP騒動後、精神的な病に陥ってしまい、仕事に就くことが出来ませんでした。

しかし、きっかけは不明ですが、パティシエとして新しい人生をスタートさせています。

店舗は品川区にあるパティスリーリョーコ

知る人ぞ知る超・有名店です。
普通の専門学校生が卒業して簡単に入れるような洋菓子店ではありません。

場所は↓こちら

高輪にあるというだけで凄いお店なんだろうと想像してしまいます。

実際に、予約しなければ食べられないような超人気店。
しかもなかなか予約が取れないというから、日本でもトップクラスの洋菓子店と言えそうですね。

週刊誌の取材で人気スイーツ店に務めていることが明らかになったのですが、見出しにもあるように「STAP細胞はありましたか」というのは、凄く悪意に満ちていて、あまりに酷い報道かと思います。

彼女は学者として30歳になるまで科学、医学の知識を持っているうえに、英語も喋れます。
学者からパティシエは畑違いの驚くべき転身かと思いますが、並外れた知力を持っているので採用されたのでしょう。

パティスリーリョーコに取材の申し込みをお願いするも・・・

実は今回、この記事を作成する前に、小保方さんの職場であるパティスリーリョーコに縁のある方から情報を得ていました。

2020年時点で、間違いなくその店舗に小保方さんが勤務していたと話していたのですが、小保方さん本人の連絡先を知っている訳ではないとのことでした。

そこで、あの人は今では、パティスリーリョーコに直接電話して取材のお願いを申し込むことに。あと、ついでにケーキが凄く美味しそうだったので、注文もしてみたいと思い、電話をしてみました。

しかし、、、

スタッフ個人に関する取材はお断りしております

とのことでした・・・。たしかにそうですよね。

高輪にあるお店の前で仕事終わりを待とうかと思ったのですが、近隣の方にも迷惑掛かるし、何日かかるか分からなかったため断念。

情報を提供してくれた知り合いという方から知り合いづてに取材をお願いしたものの、本人とコンタクトをとれず、直接の取材は断念せざるを得ませんでした。

いずれにしても、現在もパティスリーリョーコでパティシエとして腕を磨いていることは間違いなさそうですね。

趣味は麻雀!同棲していた彼氏とは結婚しているとの噂も

パティスリーリョーコに務めているという週刊誌の情報では、小保方さんが趣味で麻雀に興じるという姿も撮られていました。

しかも、雀荘にフリーで入るという強者ぶり。

フリーで雀荘に入るというのは、見知らぬ熟練の雀士とぶつかり合いますので、相当な実力者でなくては腰が引けてしまいます。

また、フリーで打つには、ほとんどが初対面の相手であるため、ルール上、早く打たなければなりません。
麻雀は奥が深いゲームで、経験はもちろん、頭の回転の速さが求められます。

小保方さん、現在は相当な打ち手なのではないでしょうか。

麻雀をいつ覚えたのが分かりませんが、女性雀士の多くが「恋人の影響で始めた」というきっかけ。

実際、小保方さんは彼氏が購入したマンションで同棲しているという情報があります。

2019年に週刊誌の情報で千葉県出身の男性と一緒に住んでいるということが発覚したようです。

麻雀もその彼氏の影響なのかもしれません。

また、「小保方」という名字は大変珍しい苗字です。
このような苗字であれば、すぐに本人が特定されてしまいますよね。

苗字を変えるには裁判などの手続きが必要になりますが、結婚してしまえば男性の苗字に改名することが可能です。

年齢も既にアラフォーになった小保方さん。

同棲している彼氏とは結婚している可能性が非常に高いと考えられます。

STAP現象の現在。小保方さんは正しかったのか?

実は2016年3月、ドイツの名門大学であるハイデルベルク大学の研究グループがSTAP関連の論文を発表しています。

タイトルは

修正STAP条件によってJurkat T細胞の運命が多様性と細胞死の間で二極化する

というもの。
STAP現象の再現実験を行ったというのです。

論文の中では小保方さんの名前も登場。

小保方さんが発見したSTAP現象を別な方法で実験し、細胞が多様性を示す反応を確認しています。STAP現象を確認したということです。

一方で、実験の過程で全て反応を示すことはなく、細胞が死んでしまう現象も確認されているため、何が原因で細胞の運命を分けるのかを今後研究を続けるということでした。

専門的な知見では小保方さんの実験の結果と同じということではないのですが、「STAPを今さら研究する研究者は世界にどこにもいない」と批判され続けた小保方さんにとってはかなりの朗報だったかと思います。

現在もSTAP現象の研究は一部で継続されているらしく、時間が答えを導いてくれそうです。

小保方さんをマスコミが異常なまでの偏向報道で追い詰めてしまったことは、科学・医学の世界において非常識を覆す研究は悪であるという認識を生んだかもしれません。

小保方さんが正しかったと証明されれば、他の様々な分野の研究者の中でも、新しいことにチャレンジするきっかけに繋がるはずです。

不正を働いたことは決して良いことではありませんが、存在しないと言われていたものを身を粉にして証明しようとした小保方さんの研究者・学者としての姿勢がいつか評価されれば、大きな発展に繋がって、人類の発展に寄与することは間違いないはずです。

リケジョ時代と現在の年収とは

最後に多くの方が気になっている現在の小保方さんの年収を考察します。

理化学研究所の研究員として勤めていた頃の小保方さんの収入は、ネットの情報だと1,000万円ほどと書かれていますが、かなりデタラメですね。

理化学研究所は、準公務員扱い。1,000万を超える年収は管理職、監事、理事、理事長などのお偉いさんです。

3,000人以上もの従業員がいる理化学研究所で、いくら高学歴で優秀と言えども30歳そこらの研究員が1,000万円を超えるのは有り得ません。

理化学研究所の研究一般職の年俸は以下の通りです。

・上級研究員、上級技師・・・年俸510万円程度

・研究員、技師、高度研究支援専門職・・・年俸480万円

・専門技術員・・・年俸400万円

・アシスタントなど・・・年俸260万円

つまり、リケジョ時代の小保方さんは多くても年俸510万円程度

年収1000万円は間違いです。

ただ、研究は自由にできますし、研究に掛かる費用や海外への出張なども理化学研究所が負担するため、多くのお金が手元に残るのは間違いないでしょう。

ちなみに、多くの研究者が書籍などの売り上げで副収入を得ています。
小保方さんの場合は調べたところ、理研時代に出した書籍はありませんので、年収1000万円はどう考えても有り得ないですね。

書籍での印税

理化学研究所を退職した小保方さんですが、退職金は少しはあったかと思われます。

しかし、在籍期間はたった数年だったので、100万円程度ではないでしょうか。

その後に「あの日」と「小保方晴子日記」を出版していて、さらに週刊誌での連載もあったので、そこそこ収入があったと思われますが、「あの日」においてはベストセラーになったこともあり、印税はなんと3,600万円もあったそうです。

週刊誌と小保方晴子日記での執筆料、取材料はどのくらいだったのか、、もちろん明るみになることはないのですが、「あの日」で3,600万円だったのなら、書籍と連載の全ての合計で5,000万円ほどになるのではないでしょうか。

注目されるたびに書籍が売れて印税が入りますので、ほとぼりが冷め始めた2018年にグラビアを掲載したのも納得できますね。

小保方さんの現在の収入を推測

現在勤務しているパティスリーリョーコの求人情報から月収を確認しようと思ったのですが、2016年に求人を出しているのを最後に、情報は出ていませんでした。

ちなみに、その求人情報には時給や月給を示す表記はなく、分かっているのは週休2日であるということ。

パティスリーリョーコと同等の立地、同じくらいの評価をされている洋菓子店を参考にすると、月収21万円~25万円ほどです。

そのくらいであれば、現在の小保方さんの年収は280万~350万円程度ではないでしょうか。

貯蓄も数千万円あるでしょうし、彼氏(現在は旦那さんになっている可能性あり)の購入したマンションに住んでいるのであれば、現在働いているところでの収入は気にしなそうですね。

パティスリーリョーコの求人情報には「これからお店を持ちたいと考えている方やパティシエとしてより一段上を目指していきたい方には、学びの多い職場です。」と書いてありました。

もしかしたら、小保方さんもパティシエとして腕を磨いたら開業する可能性もあります。


以上、小保方さんのこれまでと現在でした。

今後はメディアの前に登場することはほとんどないと思われる小保方さん。
結婚や開業など、色々と明るい未来が待っているかもしれません。
何よりも、STAP現象が証明されて、小保方さんが正しかったことが世間に伝われば、一番明るい未来になるかと思います。