史上最強の外国人助っ人と言われているタフィー・ローズ。
近鉄時代は中村(ノリ)と、巨人時代は清原などと最強打線を組んでいた本塁打バッターです。引退後の現在など追ってみましたので、ご覧ください。

 

タフィ・ローズとは

*画像出典:ミドルエッジ

1968年8月21日生まれ、アメリカのオハイオ州シンシナティの出身。

 

なんと、イチローが尊敬していたケングリフィーJr.とは幼馴染で、家族同士の付き合いまであったそうです。

もちろん、そんな二人の幼少期には野球で大成するとは思っていないでしょうが、高校を卒業するとアストロズにドラフト3位で入団することになりました。

 

アメリカのドラフト3位って、かなり上位になります。
18歳にして実力を認められていたローズですが、メジャー時代はカブスやレッドソックスにも移籍しながらなかなか開花することはありませんでした。

(それでも1Aでは年間65盗塁を記録するなど、1Aでの成績は抜群でした)

 

 

1996年、28歳になる頃に近鉄バッファローズからオファーが届き、日本プロ野球界に参戦します。

 

初年度から打率.293、本塁打27本を記録するなど、全試合に出場して近鉄の中で最もその年は成績を残しました。

 

それからというもの、2009年にオリックスで日本プロ野球から離れるまで、毎年20本以上の本塁打を記録して「史上最強の外国人助っ人」と呼ばれています。

 

 

ローズの日本での活躍

本塁打を打てるパンチ力と実は俊足で走塁もプロ級のローズですが、日本での活躍は凄まじいものがありました。

 

・近鉄時代は当時の新記録となる4試合連続の猛打賞(1試合3安打以上)を記録。

・2003年には2試合連続の満塁ホームランを記録。

・13年間のプロ野球で大きな怪我もない鉄人ぶり。

・2001年に当時の記録と並ぶ55本塁打、2003年は51本塁打を記録するなど、近鉄と巨人で合計4回のシーズンで本塁打王。

・本塁打王と打点王は何度も記録。打率王は1度もないが3割打てるバッター。

このほかにも数え切れないほどの記録を残しているローズですが、一方で三振も多いバッターでした。

 

外国人選手はホームランを狙うので三振が多くなる傾向にあるので、仕方ないかもしれませんね。

 

バットの先を振り回して、豪快にスイングするフォームは、当時の野球っ子たちは誰もが真似したことでしょう。

この打撃フォームは日本プロ野球界にいる間もずっと変わらず、プロ野球を去ってBCリーグの富山GRNサンダーバーズに野手コーチ兼選手で在籍したころもこのスタイルでした。

 

荒々しい性格でも知られていますが、意外と選手間では性格的に人気があったらしく、また、日本に15年以上住んでいたことからも親日家とも言える選手です。

 

 

引退後のタフィ・ローズ

2009年、オリックス在籍を最後に日本プロ野球から姿を消したローズ。

西武の星野智樹から受けたデッドボールで骨折し、そこから少し復帰もしたのですが、その怪我が原因で成績が伸びず引退となりました。

 

引退後はアメリカのテキサス州ヒューストンにて家族で生活していたことが分かっています。

 

しかし、引退した6年後、2015年に日本のBCリーグの富山で復帰。
前述の通り、コーチ兼選手という形で復帰しましたが、.315の打率を残しながらも1年限りの復帰となりました。

この頃すでに、歳をとった感じがしますね。

 

2016年も富山でプレーする予定だったそうですが、アメリカで過ごしていたオフに足をいためてドクターストップ。

日本で引退までずっと活躍しましたが、引退後は完全に姿を消してしまいました。

 

 

激太り!現在のタフィローズ

実は、富山でプレーした後のローズの消息は完全に不明のままになっています。

テキサス州のヒューストンに豪邸を建てたという情報があったので、ヒューストンに住んでいることは分かっていますが、仕事は何をしているのか謎のまま。

 

「タフィ・ローズを探しています」というタイトルのサイトまであるほど、謎に包まれているようです。

 

現役時代のローズの収入が凄すぎて何もしていない説

ローズは、あるサイトの情報によると20億円近い資産を持っていると言われています。

 

現役の頃は年俸5億越えも果たしていますし、最後のオリックス在籍の年でも推定年俸3億5千万円もあったそうですので、資産で言えば20億円は確かに有り得そうですね。

(野球選手は年俸は半分近く税金で持って行かれますが、年俸以外にもグッズ販売や番組出演などの副収入がかなりあります。
ローズほどの知名度があった選手は、副収入だけで年間数千万円以上になることもあり、それだけで生活ができるレベルです。)

 

20億円近くの資産があれば、何もしていなくても孫の孫まで不自由ない生活できますね。

現在、タフィ・ローズが何もしていないという説は間違いなさそうです。

 

 

何故か殿堂入りを逃してしまった大きな理由がある?

2019年1月15日にプロ野球の外国人選手の殿堂入りが発表されました。

 

ランディバースやアレックスラミレスなどが順当に選ばれるも、史上最強の外国人助っ人と言われたローズは落選・・・

 

何故落選したのかアメリカでも少し話題になったそうですが、投票によるものとはいえ、何か世間では知られていないローズの失態か何かが噂されるようになってしまいます。

 

シーズン55本塁打を記録した外国人選手なのに殿堂入りしないのは確かに不思議ですね。

 

 

というわけで、現在はアメリカのヒューストンで家族と共に悠々自適な生活を送っているとみられるタフィー・ローズ。

息子さんは残念ながら野球ではなくバスケットボールが好きなようですが、ローズは過去に日本のインタビューで「いつか野球のコーチをしたい」と語っていたので日本に戻ってくる可能性もありそうです。

 

ローズがシーズン55本塁打を記録(当時の日本タイ記録)したとき、ローズは王貞治からサインボールを3つもらいました。

そのサインボールは自宅で飾ると明言しているようですので、今もまたそのボールを眺めながら生活をしていることでしょう。

 

ちなみに、2020年時点のタフィ・ローズの姿がこちら

かなり太ってしまっていますね・・・

激太りしていると言っても良いと思いますが、こんな姿でも本当に偉大なプロ野球だったんです。

引退後は何もしていないと思われるので、仕方ないのかもしれませんね。

 

2022年、村上56本塁打の関係で、ローズのインタビュー記事が掲載

2022年シーズンといえば、やはりヤクルト村上の56本塁打。

シーズン終盤辺りまでは60本塁打は確実と見られていたものの、急に打てなくなって、結果的に最終試合でタフィ・ローズの持つ55本塁打の記録を抜いて56本塁打を放ちました。

 

そこでフォーカスされたのは55本塁打を記録したタフィローズのコメント。

あるメディアで、「アメリカに住んでいるタフィ・ローズに取材した」として、内容が記載されていました。

その中で紹介されたものは、

・村上よりも王貞治の方がすごい

・村上はどちらかというと松井秀喜に近い

・残念だが、王貞治の記録は村上には越えられない

・22歳でこの記録は凄い。今後はケガに気を付けて頑張ってほしい

ということでした。

 

そして現在のタフィ・ローズについてですが、「プロ野球のOB選手としてイベントなどで活躍中」とありました。

しかし、住まいはアメリカ。

OBのイベントも毎週のようにある訳でもなく、つまりは何もしていないということですね。

現在は20億円とも言われる資産を持っているので、悠々自適な生活を送っていると思われます。

 

いつか日本で野球の指導をしたいと語っているので、需要はめちゃくちゃあるでしょうから、日本に戻ってくることになるでしょう。

楽しみに待ってます!

おすすめの記事