Soul’d Out(ソウルドアウト)解散理由とメンバーの現在!

Soul’d Outは、2003年に「ウェカピポ」でデビューし、大ブレイクした2MC・1DJのヒップホップユニット。
当時は空前のラップブームで、最初に解散する2008年までヒット曲を連発した彼らですが、メンバーが現在も結構な活躍をしていたので、徹底調査してみました。

Soul’d Out(ソウルドアウト)は超実力派グループだった

*出典:アマゾン

雑誌のメンバー募集で知り合ったDiggy-MO’(ディギー・モー)とBro.Hi(ブラザー・ハイ)が、その後トラックマスターを務めるshinnosuke(シンノスケ)と1999年に結成。

結成わずか2年も経たないうちにソニーミュージックのオーディションで合格し、2003年に「ウェカピポ」でデビューしました。

*Youtube

1990年後半から2000年代は空前のヒップホップブーム。

キングギドラのようなブラックミュージックや、リップスライムのようなJポップのヒップホップが流行る中、洋楽の要素を取り入れた超本格派のグループはかなりの注目を浴びました。

活動休止したとなる2008年までにメジャーでは合計17枚のシングルをリリースしていますが、全てで週間オリコンチャートで20位以内に入る人気ぶりでした。

Soul’d Outは異次元過ぎてダサいという意見もあった

現在、日本で最もフリースタイルのラップが上手いと言われるR-指定(アールシテイ)がラップを始めるきっかけになったのは、牛丼屋さんでSoul’d Outの「1,000,000 MONSTERS ATTACK」を聞いて衝撃を受けたからだそうです。

*Youtube

R-指定が言うには、メインMCのDiggy-MO’はズバ抜けたセンスの持ち主で、天性の声とリズム感とセンスを生まれながらにして持ち合わせているとのこと。

しかしながら、当時は、ブラックミュージックやポップスなヒップホップが流行っていたので、完成度が高すぎるという意見がありました。

その結果、ダサいという意見も散見されるように・・・

一方で外国人にはかなり高い評価を受けており、流れに左右される日本人の意見としてダサイと言われていたことが分かります。

あと、日本にはカラオケ文化が根強くあり、若者がカラオケで歌える曲が流行る傾向にありました。現在もそうかもしれませんが。

ソウルドアウトの曲はカラオケではとてもじゃないけど歌えたものじゃないです。

英語も話せてリズム感も音感もなくては、こんな凄い曲は歌えません。

もし、カラオケでソウルドアウトの曲を歌ったらダサイと言われてしまいますから、そこからダサいという意見が出てきたとも思われます。

個人の主観にもよりますが、ヒップホップやラップに詳しい人ならほとんどが「日本でも最高ランクにカッコ良い」と言うそうですよ。

引退理由と引退後のSoul’d Out

2009年にソロ活動専念するためにSoul’d Outは活動休止しています。

リリースした曲のほとんどをヒットさせたので、お金も稼いだし、地位と名誉を築いたので、それぞれのやりたいことにチャレンジしたかったのでしょう。

楽曲のリリースだけでなく、ライブ活動やテレビ出演も忙しかったはず。

おまけに活動休止であれば、再び元の位置に戻りやすいですし。

活動休止したものの、1年後の2010年には「BEAT CONNECTION 2010」で復活ライブを行います。

もちろん、かなり注目されましたが、復活してからリリースした楽曲は休止前よりも売り上げが落ちてしまいました。

それでも、Soul’d Outの熱狂的なファンは多く、全国ライブを行うなど精力的に活動していました。

復活から4年後の2014年

ラストアルバム「To From」という6枚目のアルバムをリリースして解散することを発表しました。

新木場のスタジオCOASTでラストライブを開いて15年の活動に終止符を打ちました。

解散理由

解散の理由について「メンバーであるShinnosukeより、私的な理由による脱退表明がありました。
この件に関する問題に対し、メンバーとスタッフで、共に長い間取り組んできました。
最終的に、チーム全体で何度も話し合った結果、その申し出と決意を含め“SOUL’d OUT”として3人での活動が続行できない現実を受け止め、解散という結論に至りました」と説明している。

*オリコンスタイルより

shinnosukeが脱退を申し出て、それなら解散するしかない・・・という流れになったようです。

Diggy-MO’の異次元のカッコいいラップと、Bro.Hiのスキルの高いボイパばかり注目されていましたが、やはりSoul’d Outの音楽はshinnosukeが作ってたし、彼がいなければ成り立たなかったのでしょう。

解散した当時はツイッターでもショックを受ける人が多くいました。

それでは、現在のSoul’d Outのメンバーはどうしているのか。
調べてみました。

Diggy-MO’(ディギー・モー)の現在

Soul’d Outのメンバー3人の中で、現在最も精力的に音楽活動を行っているのがDiggy-MO’かもしれません。

所属するレーベルは現在人気のあるSuchmos(サチモス)などが所属しているスペースシャワーミュージック

ソウルドアウトが解散した2014年直後はDo Re Miというレーベルで活動していましたが、現在はスペースシャワーミュージック所属となっています。

Soul’d Outの活動休止期間にも2008年に爆走夢歌などのシングルをリリースしていましたが、解散後もLoven’ Junkなど楽曲をリリースしてきました。

*Youtube

幼いころにピアノを習っていて、クラシックを通じて音楽の基礎を築き上げたDiggy-MO’ですが、中学・高校時代はバンドを組んでいたこともあり、ロックやパンクの要素も含んだHIP HOPミュージックですね。
ミクスチャーという感じでしょうか。

日本の有名ラッパーからの支持もかなりあって、ラップの技術は国内でもトップクラス。

前述の通り、人気ラッパーR-指定は「ディギーモーは天才」と言っていて、唯一無二のラッパーとまで述べています。
更に人気ラッパーのK DUB SHINE(ケーダブシャイン)も嫉妬するほどの技術を持っていると述べていたそうです。

ネットでもフリースタイルバトルで見てみたいという声も多く、現在も楽曲のリリースやワンマンライブを盛んに行っていて、ファンもたくさんいることから、再び脚光を浴びる日も遠くなさそう。

2017年には自宅をスタジオにしていて、まだまだ本格的にミュージシャンとして活躍中!

ちなみに、現在もSoul’d Out時代からキャップにブレイズのヘアスタイルは健在です。

Diggy-MO’の公式WEBサイトもチェック→こちら

Diggy-MO’のツイッターはリアルな現在を更新中です→こちら

Bro.Hi(ブラザー・ハイ)の現在

Soul’d Outで活動していた頃から他にもグループを組んでいたBro.Hi(ブラザー・ハイ)。

EdgePlayer(現在はE.P.Oに改称)と、DIGIMORAL4CEというグループを結成しておりましたが、DIGIMORAL4CEは現在は活動していません
かなり調べてみましたが、Facebookページも削除されており、解散の告知などもなく自然消滅していると思われます。

E.P.Oでは現在も活動継続しているようです。

実はSoul’d Outが人気絶頂だった2004年から活動しており、EdgePlayerからE.P.Oに2014年にE.P.Oに改称しています。

E.P.Oは、自身の公式サイトとSony Musicでの公式ページを持っているものの、2010年までの更新でストップ。

ですが、ツイッターでは現在もBro.Hi率いるE.P.Oは盛んにライブ活動を行っていることが確認できました。

E.P.Oの公式ツイッターは→こちら

また、登録者数は少ないのですが、Youtubeチャンネルでもライブなどを配信しています。

E.P.OのYoutubeチャンネルは→こちら

ブラザー・ハイは、自身のE.P.Oの活動の他にも、いろんなバンドやグループの楽曲にも参加しています。

例えばこちら↓

*Youtube

2016年のHANZI BANDというバンドに参加したライブですが、かなりクオリティが高いことが分かります。

ラップのスキルが半端ないですね。

また、Bro.Hiはラップはもちろん、ヒューマンビートボックスもプロレベルで、ライブでも披露しています。

Diggy-MO’と比べると、Bro.Hiの活動はあまり注目を浴びていませんが、それでも現在も高いレベルで音楽の活動をしています。

shinnosuke(シンノスケ)の現在

幼少期から管楽器を演奏し、Soul’d Outではシンセサイザーやキーボードなどを担当したshinnosuke。

Soul’d Outのほぼすべての楽曲を作曲・編曲しており、他のアーティストへ楽曲の提供をするほどの腕前でした。

また、有名アーティストとの繋がりも深くて人脈もあったので、どこからも引っ張りだこだったに違いありません。
技術だけでなくセンスもズバ抜けていましたし。

そんなシンノスケですが、2018年にbuzz☆Vibesというグループを森久保祥太郎と結成して現在も活動中です。

*Youtube

↑こちらはデビュー曲の「buzz parade」。

森久保祥太郎といえば、声優ではかなりの有名人ですが、そんな森久保と結成したユニットでshinnosukeが作曲しています。

少しSoul’d Outとは違ったジャンルですが、グルーブ感というかリズム感というか、雰囲気はSoul’d Outの雰囲気が伝わりますよね。

何か楽しくなるような感じです。

もともとアニメソングを作曲することにも興味を持っていたshinnosuke。

プライベートでもジョジョの奇妙な冒険の作者の荒木飛呂彦とも付き合いがあって、森久保とユニットを結成したことにより、アニソン界にヒップホップ界の実力者が参入したという感じですね。

buzz☆Vibesの公式サイトは→こちら

shinnosukeの公式ツイッターは→こちら

ツイッターではリアルな現在のシンノスケの活動がチェックできます!

気のせいかもしれませんが、Soul’d Outの時代よりもかなり楽しく音楽をやっている感じがしますね。

以上、Soul’d Outのメンバーの現在でした。

現在のSoul’d Outは、ソロ活動ではなく、それぞれやりたい音楽をやっている感じで、成功した過去よりも現在の方が充実している感じがありますね。

今後も目新しい情報が入り次第、Soul’d Outの情報を更新します。