アレックス・カブレラ(元西武の本塁打王)の今が凄い!現在は日本の和牛を目指す!?

西武ライオンズ時代に55本の本塁打を放ち、王貞治に並んで当時のホームラン記録を樹立した伝説的なパワーヒッターと言えば、カブレラ選手ですね。
ドーピング疑惑がつきまとっていたカブレラですが、現在は凄い転身を遂げていました。

アレックス・カブレラの成績

*画像出典:NAVER まとめ

1971年クリスマスイブにベネズエラで生まれたアレックス・カブレラ。

20歳になるときにシカゴ・カブスとマイナー契約を結び、メジャーリーグの傘下で5年間プレーしましたが、花開かずに放出されました。

その後は、メキシカンリーグでプレーしますが、1999年に台湾のチームに移籍します。

台湾のチームは1年目で活躍し、すぐにメジャーリーグのダイヤモンドバックスと契約。

2000年になる頃にはメジャーリーガーとなりましたが、ダイヤモンドバックスも1年で退団することとなり、30歳になる頃に西武ライオンズに移籍しました。

西武ライオンズ1年目では49本塁打と大爆発。

野球ファンは誰もが知るパワーヒッターとしてアレックス・カブレラの名前は日本に知れ渡りました。

何といっても底知れぬパワーでスタンドまで運ぶ打力が魅力的で、端正な顔つきもあって大人気に。

*Youtube

日本では1年目に49本塁打を記録すると、2年目で当時の最高記録となるシーズン55本塁打を記録。

3年目も50本塁打を記録しているので、投手陣も攻略できないほど優れたバッターだったようです。

ちなみに、2001年に西武に入団してからは2008年にオリックス、2011年にソフトバンクに移籍しますが、規定打席に達成したシーズンは全て20本塁打以上放っています。

カブレラが日本からいなくなったその後

2012年にソフトバンクを退団したカブレラは、その後、母国のベネズエラのチームに移籍

その時はすでに41歳でした。

特に注目されたのは、実の息子であるラモン・カブレラ捕手との初対決。

1打席目にホームランを打ってしまい、父親の背中を見せながらダイヤモンドを一周すると、ホームベースを踏んだ後にユニフォームを捕手のラモンに渡しました。

そして引退を表明。

しかし、2013年にはベネズエラで復帰します。

既に42歳という高齢ですが、ベネズエラのウィンターリーグでも日本に続き、シーズン本塁打記録を樹立。

その活躍が認められ、メキシコリーグに移籍しましたが、禁止薬物ステロイドを使用したとしてメキシコリーグから永久追放されてしまいました。

*本人は潔白を主張しています。

そして2015年10月にはベネズエラにまた復帰。

2015~2016年のシーズンでホームラン王と打点王の2冠を達成しています。

現在のアレックスカブレラ

現在、カブレラは野球をしているようですが、本業は意外なことに畜産関係のようです。

実は、日本に滞在していた13年の間で、和牛のすばらしさに心を打たれたようで、ベネズエラでも同じ質の肉牛を育てたいという思いがあったと語っています。

*Youtube

このインタビューでは禁止薬物の件など色々と話していますが、現在、カブレラが畜産をしていることも語っています。

*馬も飼っているそうですよ。

日本の和牛のように牛を育てるために、遺伝的に肉を改善する必要があり、繁殖から飼育までカブレラは毎日毎日働き続けていると語っています。

世界中の牛の中でも上位の肉質を目指すためにも、勉強をし続けており、日本やオーストラリアなど、肉質の高い牛を育てる畜産と同じように飼育を始めました。

牛は繁殖しながら肉質を良くする必要があるらしく、まだまだ発展途上のようです。

あと、ベネズエラもそのような良質な肉の牛を育てるのに適しているとのこと。

2018年は2017年よりも良い牛が育ったと言っているので、これからもどんどん良い質の牛を生産すると思います。

神戸牛のような牛を育てることを目標にしていると、2020年のインタビューで語っていました。

メキシコでのコンテストでも金賞を受賞したと別のインタビューでは語っているので、すでに畜産でもホームラン王に輝いているということでしょうか。

日本に滞在していた時にカブレラが和牛に惚れ込んでしまっていたなんて、嬉しいですね。

畜産は休めない仕事なので、カブレラも休みなしで働いていると言っているし、野球の後の人生は畜産に全てを注ぎ続けるでしょう。

以上、アレックス・カブレラの現在でした。

ちなみに、息子さんはまだベネズエラで現在も野球をやっているようです。