入来祐作とは

宮崎県都城市出身。PL学園→亜細亜大学→本田技研。
現在はもうアラフィフ。

兄の入来智も元プロ野球選手で、弟の入来博之も社会人野球チームの選手だった。*後述

入来祐作は1996年のドラフト1位で本田技研から巨人に指名され、その後日ハム、横浜で活躍。

*画像出典:matome.naver.jp

俳優顔負けのイケメン。

並外れたルックスに加え、闘志みなぎる投球でファンが多く、プロ野球人生の通算防御率は3.77と良くも悪くもない成績ながらも知名度は抜群だった。

 

2005年には2年契約・年俸2億という(推定年俸)破格の条件を蹴って、メジャーに挑戦。

ニューヨークメッツと契約合意に至るものの、3Aで4勝8敗・防御率4.70という結果に終わりメジャー昇格は果たせなかった。

 

巨人時代は2001年に最高勝率7割6分5厘で13勝4敗という成績で実力を示した右腕も、メジャーを1年で諦めて日本に帰国してからは横浜で1年プレーし、球界を去った。

 

 

 

入来・兄と呼ばれた入来智とは

*画像出典:blog.livedoor.jp

弟の活躍の陰に鳴りを潜めた存在にも思われたが、意外と輝かしい成績を残している元プロ野球選手。

鹿児島実業高校でエースだった智は、県大会の予選で敗退してしまい甲子園の土を踏めず、三菱自動車に入社。

その後、1989年のドラフトで近鉄から6位指名で入団。同期にはのちにメジャーで大活躍する野茂秀雄などがいる。

 

近鉄に入団してからはなかなか成績が上がらず、広島にトレードで移籍し、また、近鉄に戻り、その後は巨人に移籍。

ここで弟の入来祐作と同じチームとなって、球団史上初の現役で兄弟の選手となる。

 

残念ながら巨人では活躍が乏しく、2001年にはヤクルトに移籍。

この年にプロキャリア自己最多の10勝をマークしたのだが、オールスターにも選出。

弟の祐作とはオールスターで兄弟継投を記録した。

 

 

翌年2002年にはヤクルトを戦力外通告されて、今度は韓国の斗山ベアーズに入団。その後は台湾のチームに入団し、2005年には現役野球選手を終えた。

 

 

まずは、兄の入来智のその後と現在!!

鹿児島実業時代から現役を引退する台湾のチームまで、合計9チームも渡り歩いた入来智だが、実力がなければ37歳で引退するまで野球を続けることはできない。

 

それだけ能力も高かったのだが、台湾のチームを退団してからは野球からは遠ざかっていた。

義兄の経営する弁当屋


*画像出典:blog.livedoor.jp

奥さんのお兄さんが経営する弁当屋「かかし亭」に就職した入来智。

かかし亭の2号店の店長を任されることになったが、その後退職し、10度の転職を繰り返していた。

 

コンビニのアルバイトなども含まれるが、その後は宮崎県都城市の「かかし亭 谷頭店」で勤務しているとの情報があったものの、介護士として働いていたとされる。

 

2023年2月10日に、交通事故で逝去

都城市内で軽乗用車を運転中に普通自動車と出会い頭に衝突し、重症頭部外傷のため事故死してしまいました。

2023年2月の出来事で、たまたま入来勇作はオリックスのキャンプ地である宮崎市に滞在。

すぐに駆け付けたものの、智は亡くなっていたそう。
智は55歳でした。

 

事故の相手は33歳の団体職員。
無傷だったそうですが、男性が通行していた側の道路には一時停止期の標識があったそうです。

 

引退後の入来祐作

巨人、日ハム、横浜で活躍した入来だが、横浜が引退の年にそのままチームサポーターたおして契約。2009年は打撃投手として1年間、縁の下の力持ちとなる。

 

しかし、ここで転機が。

 

2010年からは2012年の夏まで2軍の用具係、その後2014年の秋まで1軍の用具係となるのだ・・・

 

用具係とはキャリアは関係ない。

しかし、1軍も2軍も選手として活躍していた入来は、選手が必要とする用具を準備する係には、かなりのうってつけの人材だった。

 

この時、元・大スターの入来が用具係を務めているという事でメディアから幾度となく取り上げられる。

 

それでも入来祐作は「僕には野球しかない」とこのポジションにも不満の色は見せなかった。

 

現在、兄が地元の宮崎県都城市で弁当屋に勤務していることを考えれば、用具係でも野球に携われて嬉しいと思っていたのだろう。

無論、どちらも素晴らしい仕事。

ただ、入来祐作はどんな仕事でも野球に携わっていたかったのである。

 

 

用具係として脚光を浴びる

元・大スターの用具係転身ということもあり、メディアはこぞって入来祐作を取り上げた。

 

出版物も出し、現役時代とは違った形で脚光を浴びることになった入来祐作だが、その時その時の「現在」がクローズアップされ、横浜のキャンプ先では入来がウナギを捕まえる漁が3年続けてテレビで放送された。

ウナギを捕まえる入来祐作。

スーパースターが打者ではなくウナギを手玉に取り始めたが、やはり今も昔もとりあえずイケメン♪

 

 

しかし、2015年、用具係が再び第一線で活躍することになる。

 

 

ソフトバンク、オリックス、DeNAのコーチに就任!

2015年、福岡ソフトバンクホークスで3軍の投手コーチに任命されることになる。

 

コーチと言う形ではあるが、42歳にして再び野球が出来る喜びは入来祐作にとって過去にない喜びだったはず。

 

会見では涙を流しながら喜んでいた。

*画像出典:www.youtube.com

このニュースは、横浜ファンだけでなく、巨人ファンも日ハムファンも喜んで、ネットではちょっとしたお祭り騒ぎに。

ただ、一部のファンの間では、「キャンプでの入来のウナギ漁が見れなくなった」という声があったが、用具係として頑張っていた入来が再び陽の目を浴びることになったのは、本人も周りも嬉しかったに違いない。

 

 

 

2015年に2軍の投手コーチになるも、翌年には再び3軍コーチに。

2018年と2019年はソフトバンクで3軍の投手コーチ。

ソフトバンクと言えば近年のパ・リーグの優勝候補。投手王国でもあるため、かなりの能力がなければ投手コーチを務めることはできないはず。

 

2020年からオリックスバッファローズで2軍の投手コーチをしていおり、2024年からはDeNA二軍チーフ投手コーチとして活躍しています。

DeNAではイップスになった経験を踏まえて、同じイップスで悩んでいた京山将弥投手のイップスを改善させたじっせきもあるそうです。

 

 

 

入来祐作に応援メッセージを送ろう!

入来祐作オフィシャルWEBサイトでは入来祐作の現況をブログなどで確認できる。

 

頂点もどん底も見てきた入来だが、ブログを見る限りでは本当に野球の事ばかり考えていて、ソフトバンクはもちろん、日本の野球の発展を考えているような本気が見受けられる。

コーチや講演などの依頼もこのサイトからメッセージを送ることが可能。

なかなか有名人でここまでオープンにしている人はいないので、気になる方は是非メッセージを!

 

ちなみにFacebookはこちらから。

さすが、元スーパースター。数千人の友達がいる。

 

もう現役は無理だと思うので、監督やコーチ、また、熱血漢としての講演活動など、今後の入来祐作にも期待しています!

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