おすぎとピーコの現在。地方に移住していた!?

同性愛者のタレントが辛口のコメントをするようになったのは、おすぎとピーコが先駆者かと考えられています。
2000年代にファッションチェックや映画評論で辛口コメントをズバズバ言っていた2人も、現在はテレビで見かけることは少なくなりました。
今回は、おすぎとピーコの2人の現在を追ってみました。

実は1970年代から注目されていたおすぎとピーコ

おすぎとピーコの本名は、杉浦孝昭さん、杉浦克昭さん。

1945年1月18日生まれ。双子なのでもちろん同じ誕生日です。

おすぎとピーコはセットで呼ばれていて、おすぎ(孝昭さん)が前に来ますが、ピーコが双子の兄おすぎは弟になります。

神奈川県横浜市で生まれ育った二人は、保土谷の地元の中学校を出ると、2人とも横話立桜丘高校に進学します。

(桜丘高校:偏差値ランキングでは神奈川県内でも上位のほうで、そこそこ頭が良い学校です)

兄のピーコは高校を卒業すると就職・転職をしましたが、文化服装学院でデザインを学び、
弟のおすぎは、阿佐ヶ谷美術学校を卒業して広告代理店に勤務しました。

「おすぎ」は杉浦という名字から来ていますが、「ピーコ」は就職している時にお喋りし過ぎてピーコと呼ばれたからだそうです。

おすぎが広告代理店で勤務しながらドラマの制作に携わったことがきっかけで、双子そろって芸能界に一歩踏み出します。

その後は1975年、おすぎとピーコが30歳の時にラジオ番組でデビュー

双子そろって同性愛者で、クリエイティブ関係の知識や経験が豊富、そして好き嫌いがはっきりしていてトークが面白いことからテレビにもたびたび出演してきました。

1975年~80年代はラジオが中心でしたが、1989年に兄のピーコが病に倒れてしまいます。

ピーコの大病から次第に人気に。

2人で活動していた1989年に、ピーコの眼球に悪性のメラノーマが発見されます。

ガンの一種で、現在でもほとんどのケースで眼球を摘出しなければならない大病です。

左眼を摘出したピーコは、その後義眼を挿入。そこから黄色のサングラスをかけるようになりました。

一方で思わぬ副産物もありました。

ピーコが病気を患ったことで、一人で仕事を頑張っていた弟のおすぎが、映画評論家としての仕事をメインにし始めました。

それまで映画の俳優として出演したり、歌手としての活動もしていましたが、もともとの毒舌ぶりも相まって、映画評論家として人気を博していきます。

ピーコは手術を終わらせると、おすぎが映画評論家として多くの番組に出るようになっていて、ピーコ自身もファッション評論家として地位を確立していくようになります。

そして2000年には2人で一緒に笑っていいとも!の水曜レギュラーになるなど、ゴールデンタイムのバラエティにも頻繁に出演。

いつも毒舌だけどあまりとげとげしくなくて、どこかに優しさも感じるキャラクターでしたね。

トークもどんどん磨きがかかってきて、双子だけあって呼吸もピッタリ。

ワイドショーだけでなくトーク番組などでも、2000年代後半は毎日のようにテレビに出ていました。

【主な出演番組】

・笑っていいとも!
・ちちんぷいぷい
・おすピー&ロンブーの起きなさいよ!
・3時にあいましょう
・ものまね王座決定戦(審査員)
・ワイドショー女子会
など多数

干された?おすぎとピーコが消えた理由を調査

消えたとか干されたとか一部で言われているようですが、世間的にも嫌われていないのに何故見なくなったのか調査してみました。

噂レベルのものと合わせてご覧ください。

毒舌すぎて敬遠された説

おすぎとピーコはトーク番組やワイドショーでの毒舌ぶりが人気でした。

しかし、毒舌であるがゆえに、共演者をたびたび敵に回すこともあったそうです。

その中でも最も有名なのが美輪明宏と仲が悪いとのこと。

美輪明宏も同じオネエですが、おすぎとピーコがオネエを「オカマ」と表現しながら笑いに変えていたことに対して、「せっかく同性愛者も世間に受け入れられてきて市民権を得始めようとしているのに、あの二人が面白おかしくして台無しにしてくれた」と言っていたことから始まります。

これに関しては、表現の自由があるので、おすぎとピーコが少しとばっちりを受けたように思いますが、その他にもカルーセル麻紀やKABA.ちゃんといったオネェキャラのタレントとも上手く行っていなかったという情報もあります。

キャラが被るタレントの台頭が顕著になった説

https://twitter.com/fun_peach_tun/status/1418685090188591105?s=20

おすぎとピーコを見なくなったのと同時に良くテレビで見るようになったのがマツコ・デラックス

現在も尚、人気の毒舌キャラで、同性愛者という部分も含めてキャラが丸っと被ります。

さらに、ミッツ・マングローブもここ最近ではよく見るようになりました。

彼(彼女)もまた、品がある毒舌で人気のタレント。

この2人の台頭、他にもはるな愛やGENKINGなどもオネェキャラとして登場し始めたため、徐々におすぎとピーコの出番がなくなったのでは?という説もありました。

最有力の説が、おすぎとピーコが自ら仕事をセーブし始めた

おすぎとピーコが最も忙しかったのは2008年あたり。

当時は多くのレギュラー番組を持っており、例えばある日だと、午前中に東京のフジテレビで「とくダネ!」の収録。その後、新幹線で大阪に移動し、FNNスーパーニュースアンカーでコメンテーター。さらに翌日はちちんぷいぷいの収録を大阪で済ませて東京に帰ってからも収録。

とにかく二人とも人気だったために、おすぎ単体でもピーコ単体でも仕事は多くて多忙を極めていました。

当時は既に60代に差し掛かっており、ピーコに至っては過去に大病を患ったこともあるため、体力的にもこんな生活を続けることは困難だったはずです。

さらに、バラエティ番組でひな壇に座るときは、これから活躍したいと考えている若手に発言を譲った方がいいと考えている事もあったらしく、人気番組での出演をセーブし始めたというのが最も有力な説です。

つまり、消されたとか干されたのではなく、おすぎとピーコ自ら仕事を減らしたと考えるのが普通ですね。

また、2人とも結婚はしておらず、ものすごい金額の蓄えがあるはずです。

おすぎの映画のCMのナレーションは1本500万円ものギャラだったそうですので、バラエティ番組の出演料は相当な額だったはず。

年収も全盛期で軽く数千万円までいっていたはずです。

無理してこれ以上稼がなくても良いと考えるようになるのは自然な事かと思われます。

それでは、仕事を減らしたおすぎとピーコの現在の活動を見てみましょう。

九州に移住!?おすぎとピーコの現在!

人気絶頂の2000年代から、おすぎとピーコは地方の番組にも出演を続けていました。

仕事に絶対に遅刻することはなく、とてもまじめな性格だった2人は、ギャラが安くて収録が遠い地方の仕事も、ずっと継続していたのは好感が持てますよね。

その中でも福岡県のKBCテレビのアサデスという番組はずっと継続して出演しており、おすぎもピーコも横浜生まれ横浜育ちにも関わらず、福岡が凄く気に入ってしまい、2010年になんと移住してしまいます。

ちょうど全国テレビでの出演が減り始めた頃ですね。

最初は東京を拠点にして福岡に別宅を持っている感じだったのですが、現在は福岡県に定住しているようです。

東京の仕事の時は飛行機だと遅れる可能性があることから、新幹線で東京まで行っているようですよ。

福岡でかなりの番組を持っているかというとそうではありません。

現在、2人で出演しているテレビ番組は前述のアサデスと、大分県のれじゃぐるという大分朝日放送の番組にも土曜日に出演中です。

この他にも、ピーコは一人で関西テレビのピーチケ・パーチケという番組に出ていましたが、2021年7月で卒業という形になり、現在はテレビ静岡のただいま!テレビという番組に週に一度だけ出演しています。

東海テレビのスイッチ!という番組にも出演していたのですが、こちらも2020年3月で終了。

かなりテレビでの出演の機会を減らしていることが伺えますね。

ピーコは大のソフトバンクホークスファンで知られているので、プロ野球のSBホークスを追っかけしているかもしれません。

現在のおすぎとピーコは、福岡を中心に活動していて、仕事の量をかなり抑えています。

恋人については以前週刊誌の取材で男性といるところを撮られた時に「もう高齢だから恋人なんて無理よ!介護してもらっている」と冗談を言っていたので、恋人もいるのかいないのかハッキリしません。

ちなみに、筆者は2012年あたりに南青山の女性専用フィットネスクラブからおすぎさんが出てくるのを見た事があります。当時はまだ福岡と東京を行ったり来たりしている時期だったようですね。

現在九州で出演している放送を見る限り、おすぎとピーコの健康状態は二人とも問題なさそうですが、もう80歳にもなるので今後は仕事をほとんどなくしていくのではないでしょうか。

現在、おすぎはYoutuberとしても活動を開始!

2021年1月に、おすぎはYoutubeに「おすぎの【ijiwaru】ちゃんねる」というアカウントを開設。

最近の映画から過去の映画までいろんな映画の紹介をするチャンネルを公開しました。

2021年は東京オリンピックも開かれましたが、コロナで開催について色々な意見がある中、おすぎもそれについてYoutubeでコメントしていました。

おすぎとピーコはSNSを展開していませんので、貴重な情報発信ツールとして、今後もどのような情報を発信するか見てみようと思います。

映画がお好きな人は、是非チャンネル登録をしてみてはいかがでしょうか。

おすぎは料理の腕前も好評ですので、今後は料理の動画も出すかもしれませんね。

一方、ピーコのほうはYoutubeはやっていません。

全盛期にやっていたファッションチェックとか、今テレビでやるとかなり人気でそうなんですけどね。

今後もおすぎとピーコの2人の活躍と、テレビでの露出を期待しています。