金メダリストの元柔道家で国会議員も務めた谷亮子(田村亮子)、
オリックスと巨人で大活躍したスター選手の谷佳知の夫妻。日本中が知っているビッグカップルですが、それぞれ引退した現在、どのような活躍をしているのか、調査しました。

 

誰もが知っている谷夫妻とは

*画像出典:Twitter

元プロ野球のスター選手である谷佳知と、柔道金メダリストで参議院議員を務めた谷亮子の夫婦。

2003年当時、オリックスに所属していた谷佳知と、世界柔道6連覇を果たしアテネオリンピック出場が決定していた田村亮子(現在の谷亮子)は、12月に結婚。

日テレで結婚式が生中継されるなど、スポーツ界のスター選手同士の結婚は大きな話題になりました。

 

結婚後は、2人の子供にも恵まれ、谷佳知は巨人に移籍後さらに知名度を上げて、オリックスに戻って華やかに引退。
田村亮子は、アテネオリンピックでは金メダルでしたが北京オリンピックでは銅メダルに終わったものの、参議院議員に当選し任期を満了して政界を引退しています。

 

谷佳知の活躍

1973年2月9日生まれ、東大阪市出身。

中学時代から野球で名の知られた存在だった谷は、野球の名門の香川県にある尽誠学園に入学。

卒業後は大阪商業大学に進学し、3年生秋には驚異の打率.565など大活躍して関西六大学リーグで三冠王になっています。

そんな実力がありながらも、プロからは声が掛からず社会人野球に。

 

アトランタオリンピックでは野球の日本代表に選ばれており、銀メダルを獲得しています。

谷亮子・谷佳知の夫妻は、オリンピックメダリスト同士の夫婦なんです。

 

社会人野球で日本代表まで選ばれた谷は、1996年のドラフトでオリックスに2位で指名されて晴れてプロ野球選手となります。

 

オリックスに入団してからは1年目は規定打席に立つことは出来ませんでしたが、それでも101試合に出場して.272の打率。まずまずの成績でした。

2年目となる1998年からは、才能が開花。
ほとんどの試合で規定打席をクリアして、2001年にはシーズン52二塁打という現在も破られていない二塁打のシーズン記録を保有しています。

 

2007年には巨人にトレードで移籍。

2000年代後半から2010年代前半の巨人はラミレス、高橋由伸、李承燁、阿部慎之助、小笠原など、右も左も世界で戦えるほどの強打者揃い。

それでも、移籍初年はチームトップの.318の打率を誇り、翌シーズンは2億6千万円という巨額の年俸でサインしています。

 

その後は若手の台頭もありながらコンスタントに試合には出場しており、巨人軍に欠かせないメンバーとなりました。

年齢的なものもあって、2014年にはオリックスに戻り2015年のシーズンを最後に引退しています。

 

現役時代の最も印象的な打撃がこちらです。

ホームランも打てる、足も速い(2002年は盗塁王)、守備も上手い、本当に3拍子揃った超スーパースターでしたね。

後にメジャーリーガーとなるイチロー、田口壮と谷佳知の3人でオリックスの外野を守っていましたが、史上最強の外野とも言われていました。

 

 

田村亮子(現在の谷亮子)の活躍

https://twitter.com/IwatenoGO/status/1182099244876025856?s=20

1975年9月6日生まれ。福岡県出身。
旧姓は田村、ニックネームはヤワラちゃん(漫画のYAWARAちゃんから)。

146㎝と小柄で有名なヤワラちゃんですが、小学校4年生の頃に団体で九州少年柔道大会で優勝するなど、幼い頃から柔道家としてのセンスは光っていたそうです。

 

中学生にして既に全日本女子代表チームの強化合宿に参加するほどの実力を持っており、福岡の城東高校に進学すると既にマスコミが注目する存在に。

高校一年にして世界選手権の代表に選ばれ、世界選手権では3位。当時はまだ15歳でしたが、15歳にして世界三位というのは凄いですよね。

 

その後も帝京大学→日体大大学院まで進み、世界選手権では7つの金メダル、オリンピックでも2000年と2004年の大会で金メダルを獲っています。
*ちなみに、田村亮子(谷亮子)は、現役時代に出場した世界大会は全て48㎏級で出ています。

 

谷佳知と結婚してからも、金メダルを獲りましたし、出産してからも世界大会で金メダルを獲っています。

この後、出産してからも世界大会で金メダルを獲っているので「田村でも金、谷でも金、ママでも金」を宣言通りに実行。

とにかく圧倒的な強さでした。

実際力も強いらしく、さらに技術もあって身体能力も高いそうです。

 

このまま何個の金メダルを獲るのか注目されていたのですが、30歳を過ぎたあたりから実力は低下。

そして、35歳になる2010年に民主党から参議院議員選挙に出馬して当選します。

柔道家と国会議員の二足の草鞋を履く意向を語っていましたが、選挙で選ばれたからには国政でスポーツ振興に全力を注ぐことを優先。

参議院議員の6年という任期を全うするまで一度も公式戦には出場せず、2度目の出馬もしていません。

2016年に国会議員としての谷亮子も終了し、それ以降はほとんどメディアでも見かけなくなりました。

 

国民栄誉賞を受賞してもいいくらいの活躍、政治家としても政党の副代表(生活の党)に就任するなど評価され

 

それぞれの引退後から今の活動

夫・谷佳知は、通算2000本安打まで残り72安打と迫っていながらも2015年で現役を引退。

引退後は、デイリースポーツと契約して野球評論家として活動していました。
デイリースポーツの紙面での解説だけではなく、プロ野球の中継で解説したり、スポーツ番組などでの解説にもたびたび登場。

あのイチローが認める天才打者だけあって、解説にも定評があり、多くの番組で見ることが出来ました。

 

評論家として大きく評価されていましたが、2021年2月、社会人野球の東芝エグゼクティブ・アドバイザーに就任することが発表されています。

 

横浜市の東芝の球場では一人ひとりの打撃のチェックを行っているところを取材されており、次のように語っていました。

「今の若い選手たちがどのような感覚で野球に取り組んでいるのか学びたいという思いもありました。一発勝負の駆け引きはプロとは違った面白さがありましたから、応援も含めて、社会人野球には魅力がたくさんあります」

さすが、東芝。

谷クラスの大打者をアドバイザーに招くのは相当な金額を積んだのではないでしょうか。

また、谷佳知自身も、今の社会人野球に大きな魅力を感じているようで、今後は解説者という立場と指導者という立場で野球に深く関わっていくことと思われます。

 

 

一方、妻の谷亮子は2010年に参議院議員当選後に6年1期を全うすると政界を引退。

小沢一郎を師に仰ぎ、6年間の政治家生命に幕を閉じた後は、柔道の稽古をしながら政治関連の情報を発信しています。

 

2018年には、講道館という柔道の総本山から6段へ昇段したことが発表されていています。

そして現在は、二人のお子さんを育てる専業主婦。

議員時代に秘書との不倫疑惑や、歩けなくなったなどの多くのデマが流れていますが、現在は夫の谷佳知を支えながら主婦業に専念しているようです。

 

それでも、2021年に古賀稔彦さんが亡くなった際は、「最も尊敬する柔道家でした」など、追悼のコメントを発表。無難なコメントでも相変わらず、多くの注目を浴びる存在です。

 

谷亮子と谷佳知が結婚した頃、子供には柔道をさせるのか、野球をさせるのか、大きな話題になった事がありました。

現在、2人の息子さんがいますが、何と、アイスホッケーをやっているとの事。

名前は佳亮(よしあき)さん、晃(こうめい)さんといって、メディアでも取り上げられています。

*画像出典:芸能人の裏ニュース

長男さんは2005年12月31日生まれですので、もう高校生になっていますね。

次男さんは中学生です。

 

さすがにこの年齢になって野球や柔道に転向しても遅いかもしれませんので、谷夫妻のような偉大なアスリートになる可能性は低いですが、アイスホッケーも海外では大人気のスポーツですのでもしかしたら化けるかもしれませんね。

 

以上、谷夫妻の現在でした。
谷亮子に色んな良くない噂もありましたが、調べたところほとんどがデマ。このようなデマは政治家に良くありますね。
夫の谷佳知は、スキャンダルや悪い噂が一切なく、現在も野球関係の仕事をしているようで、収入が桁外れの二人でしたから今後も何不自由なく幸せな家族を築いていくでしょう。

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